地デジカ利用状況
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各民放では基本的にスポットCMの形で放送しているが自社でデジタル移行問い合わせ窓口を設けていない民放、地上デジタル放送推進大使が退職などで不在となった民放、地域独自のCMを制作していない民放ではそれらに代わるものとして放送頻度が高くなる傾向がある。 例えばテレビ西日本では草彅逮捕後、女性アナウンサーを起用した独自の地デジ移行告知スポットCMを放送していたが当該アナウンサーが退職した2009年7月以降、これらを地デジカに置き換えている。また朝日放送では自社でのアナログ放送終了告知に代えて、地デジカのCMを大量放送している。 TBS制作の『COUNT DOWN TV』では番組冒頭のみ、やや右上に地デジカが登場する。 また、スポーツイベントの中継中にはそれにちなんだコスチュームの地デジカが登場する。たとえばテレビ朝日の世界水泳ではシンクロをしている地デジカ、フジテレビの女子バレーワールドグランプリではバレーボール全日本女子のユニホームを着用した地デジカ、同局の『みんなのケイバ』→『みんなのKEIBA』では馬に乗った地デジカ、日本テレビの巨人戦中継ではジャイアンツのユニホームを着た地デジカ、そしてTBSの2009年世界陸上競技選手権大会にいたっては棒高跳(走高跳)をする地デジカのスポットCMまで放送された。 民放のキャラクターとして登場した地デジカであったが非常に好評であったことから民放だけでなく総務省やNHKも利用できる体制とするため、現在ではデジタル放送推進協会に管理が委託されており民放のスポットCMだけでなく多様な地デジ広告などに登場している。実際に2009年12月31日には『第60回NHK紅白歌合戦』にも登場している(NHK北海道では2009年11月1日から「まるごと地デジカ」と題したテレビコマーシャルに出演していた)。家電メーカーの店頭用POPやカタログに、テレビだけではなく対応レコーダーやカーナビゲーションのPRキャラクターとして登場している。さらに現在ではライセンス契約による商品化も行われており、以前はノベルティグッズなどとしてしか手に入れることが出来なかった地デジカグッズを購入することも出来る。 2010年3月から北海道各局のマスコットキャラクター(もんすけ、ファイビー&ファイニー、onちゃん、らっぴぃ、みちゅバチ)やどーもくんが観覧車風ゴンドラに乗ったコラボCMが放送されている。テレビ東京では、2010年8月から7チャンパンダ(ピラメキパンダ)とのコラボCMも放送されている。 放送大学学園ではデジサポのCMが放送される際に地デジカが登場する。 2010年12月31日23時45分から2011年1月1日0時15分までNHK総合テレビで放映された『ゆく年くる年』では、本編の最後に中継先の東京スカイツリーから地デジカの着ぐるみとNHKの鈴木奈穂子アナウンサーが出演し、「今年(2011年)7月に地上アナログ放送が終了し、デジタル放送に完全移行します」とアピールした。 また2009年と2011年には、啓発を目的とした連続ドラマ『地デジカ家族』(2009年11月)・『地デジカ家族2』(2011年1月)がフジテレビで放送された。 地デジ完全移行まで1年を切った2010年夏以降は通常のテレビ番組でも地デジ化が積極的に告知されるようになり、それに合わせて地デジカが登場する頻度も高まっている。番組によっては、地デジカがゲストとして番組進行や他の出演者に直接かかわることがある。 2011年12月31日18時30分から2012年1月1日0時30分までNNS系列で放送されたダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!・笑ってはいけない「空港24時」内の「深夜の特別ルール・驚いてはいけない空港24時」で、浜田と田中が謎の覆面集団に拉致された遠藤と山崎を救出するシーンでは、セグウェイに乗った地デジカ(の着ぐるみ)が登場し、画面下部に「岩手・宮城・福島の3県のアナログ放送は、2012年3月31日に終了します。」のテロップが出された。なお、このテロップは、該当地域の系列局(テレビ岩手・ミヤギテレビ・福島中央テレビ)のみならず、ネット局全てに出された。 2013年9月より、ケーブルテレビにおいて暫定的にデジタル放送をアナログ放送に変換して再送信する「デジアナ変換サービス」の視聴者に向けて「デジアナ変換は2015年3月末に終了する」と呼びかけるスポットCMにて登場した。
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