国民民主党結成と外交・防衛問題とは? わかりやすく解説

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国民民主党結成と外交・防衛問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:48 UTC 版)

三木武夫」の記事における「国民民主党結成と外交・防衛問題」の解説

1948年昭和23年)末、三木昭和電工事件逮捕保釈されたばかり芦田尋ね、「早く帰ってきて一緒に闘おう」と激励した。しかし翌1949年昭和24年1月23日行われた第24回衆議院議員総選挙民主社会国民協同の三党は惨敗喫し一方与党民自党過半数確保する選挙後民主党内では民自党との連携進め連立派と、芦田野党派の対立激化したこのような中、苫米地義三三木に対して民主党分裂した場合援助要請し三木了承していた。続いて2月18日芦田三木対し連立派と野党派の色分けはっきりした国民協同党合併したいが、社会党との提携時期尚早であると伝えた一方三木芦田対し社会党右派くらいまで政策持っていくべきと主張したその後芦田6月西村榮一から中道政治復活見込みはないと言われ国民協同党との合併話にも消極となった。またちょうこの頃から芦田対日講和では日本中立維持は困難で、反共運動必要性強く感じるようになっていた。 国民協同党民主党との合併進まないうちに、1950年2月10日民主党連立派の保利茂らが民自党入党し、更に勢力拡大した民自党拡大民主党野党派と国民協同党との合併話を促進させた。同年3月三木芦田のもとを訪れて新党社会主義者一部参加できるような幅の広いものにせねばならないが、現状では社会党右派との合同現実的ではないと主張した。しかし芦田三木意見表向き異を唱えなかったものの、新党人材難政治資金の不足が喫緊問題であると見ていた。芦田見方は的確であり、4月28日民主党野党派と国民協同党合併して国民民主党結成されるが、総裁置かれ苫米地義三が最高委員長となり、幹事長に千葉三郎三木は七名の最高委員一人となった。そして6月4日行われた第2回参議院議員通常選挙で、魅力的な党の顔を欠く国民民主党惨敗する国民民主党結成前後三木芦田との関係は良好であった芦田は自らが影響力保持できる苫米地総裁三木幹事長という人事案に賛成し一万田尚登日銀総裁外部から総裁招請する案には反対した。このような中、三木1950年昭和25年9月6日から翌1951年昭和26年1月5日まで、長期訪米を行う。 当時日本では単独講和全面講和かの論争起こっていた。三木国民民主党若手革新派全面講和唱えていたが、芦田永世中立論に反対し、党の外交方針転換図ったこのような情勢下、三木米国から帰国する三木帰国再軍備慎重な意見唱えたが、同じ頃芦田自衛論を唱えその後三木芦田の間に外交防衛問題中心に亀裂広がっていくことになる。しかしこの頃はまた双方の間の対立小さく国民民主党若手革新派旧国協同党系の支持受けた三木幹事長就任芦田支持し1951年1月20日党大会三木国民民主党幹事長に選出された。 三木再軍備には慎重な意見表明したが、日本ある程度自衛力を保持することは避けられない判断していて、非武装主張したわけではない結局講和条約日米安全保障条約対す国民民主党の対応は、三木講和全権には参加するものの安全保障方に参加しない方針党内をまとめた。10月には国民民主党講和条約安全保障条約ともに賛成する方針固めたが、三木講和賛成するものの、ソ連中国との友好関係模索と、アジア諸国との関係強化主張した。また安保条約についても米軍日本駐留認めながら、その内容極めて不十分なのであることを批判した

※この「国民民主党結成と外交・防衛問題」の解説は、「三木武夫」の解説の一部です。
「国民民主党結成と外交・防衛問題」を含む「三木武夫」の記事については、「三木武夫」の概要を参照ください。

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