国境なき軍隊・ピースウォーカー事件
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「マクドネル・ミラー」の記事における「国境なき軍隊・ピースウォーカー事件」の解説
『メタルギアソリッド ピースウォーカー』(2010年発売) ゲーム開始は1974年11月4日。その2年前の1972年、流れ着くように中南米に渡り、コロンビアの反政府勢力に傭兵として雇われ、実戦未経験にも関わらず教官や部隊指揮官を任されてしまう。その際、政府軍側に雇われていたビッグ・ボス率いる部隊との遭遇戦で、実戦経験の浅いミラーはまともに指揮ができず自分の部隊を全滅させてしまった。自身も仕掛け爆弾により瀕死の重傷を負ったが、決死の覚悟でスネークを道連れにしようと手榴弾で自爆を図るも阻止される。捕虜として助けられ、仲間にならないかと誘ったスネークに対していくつか勝負を挑むがことごとく惨敗、目的達成のために行なった裏工作にも失敗した。その後、スネークと共に「国境なき軍隊」 (MSF) を創設、副司令を務める。スネークからは「カズ」と呼ばれている。 MSFでは組織運営や部隊指揮などに携わり、前線で戦うビッグ・ボスを後方から支援した。また、いずれ冷戦は終結し、紛争やテロの時代が来ると予測し、MSFをPMC(民間軍事会社)のようなビジネスにしようとビッグ・ボスに働きかけていた。 しかし、裏では愛国者達と「敵でも味方でもないビジネス・パートナー」として繋がりを持っており、ビッグ・ボスをサポートすると同時に、MSFビジネス展開を進める代償としてビッグ・ボスを監視、愛国者達側へその情報を提供していた。「国境なき軍隊」とは言え、彼のビジネス論には組織間の国境や他人の心のわだかまりは関係無かったようである。 ドラマCD「平和と和平のブルース」では、スネークとの出会いが詳しく描かれており、全て負けたら仲間になることを条件に様々な勝負を持ちかけたが、スネークの驚異的な能力や、彼が反政府軍で信頼していたゲリラ達まで口説いて味方にしてしまったカリスマ性に一旦負けを認め、共同経営者としてMSFを結成する。MSF内の何人もの女性兵士に手を出した上に、マザーベース内のシャワールームで「スワン」というコードネームの女性兵士と性行為に至り、それを目撃した男性兵士を負傷させたため、スネークに怒られている。マゾヒズムの気があるのか、彼とのデートミッションで彼にCQCを行うと好感度が上がる。また音楽好きのようで、登場人物のパスとバンドを組む約束をしていたり、彼とのデートミッションで恋の抑止力をBGMでかけるとエア・ギターを行うが、寝込んでいたパスを励ますために歌を唄った際、音痴であることが判明したとパスの日記で明らかになっている。 『ピースウォーカー』でミラーを演じた杉田智和が出演するゲームである『テイルズ オブ エクシリア』のコラボとして、ミラーが着用しているサングラスがアタッチメントとして登場している。
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