四・二六社説とは? わかりやすく解説

旗幟鮮明に動乱に反対せよ

(四・二六社説 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/02 01:15 UTC 版)

旗幟鮮明に動乱に反対せよ(きしせんめいにどうらんにはんたいせよ、中国語: 必须旗帜鲜明地反对动乱)とは、1989年4月26日中国共産党中央の機関紙『人民日報』の第1面に掲載された社説胡耀邦党総書記死去を契機に、デモ活動を行う学生達の行動を動乱と決定付けたもの。発表された日付から四・二六社説とも呼ばれる。




「旗幟鮮明に動乱に反対せよ」の続きの解説一覧

四・二六社説

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六四天安門事件」の記事における「四・二六社説」の解説

学生中心とした民主化汚職打倒求めデモは、4月22日には西安長沙南京などの一部地方都市にも広がっていったが、全土広がっていったのは、その後学生らが天安門広場カンパ集め始めたころからである。 西安では車両商店への放火が、武漢では警官隊学生との衝突発生した趙紫陽田紀雲らの忠告にもかかわらず、「国外動揺見せられない」として北朝鮮へ公式訪問予定通り行うことを決め李鵬に「追悼会は終わったので学生デモ終わらせる、すぐに授業に戻すこと、暴力破壊行為には厳しく対応すること、学生たちと各階層で対話を行うこと」とする3項意見託した。 しかし、出国してすぐの4月25日李鵬李錫銘北京市党委書記陳希同北京市長ら保守派事実誇張した報告を受け、鄧小平談話下地中国中央電視台ニュース番組新聞聯播」で発表され続いて翌日4月26日付の人民日報1面トップに、「旗幟鮮明に動乱に反対せよ」と題され社説(四・二六社説)が掲載された。 北朝鮮訪問前に趙紫陽示した3項意見」は全く反映されず、社説胡耀邦追悼機に全国起こっている学生たちの活動を「ごく少数人間下心持ち」、「学生利用して混乱作り出し」「党と国家指導者を攻撃し」「公然と憲法に違反し共産党の指導社会主義制度反対する」と位置づけたことで学生たちの反感を買い趙紫陽改革派李鵬保守派対立するきっかけともなった上海市週刊誌である『世界経済導報(英語版)』は胡耀邦追悼テーマとした座談会開きその中で参加者が胡の解任批判したり名誉回復要求する発言報じた校正刷り段階内容把握した上海市は、党委員会書記当時)の江沢民宣伝担当曽慶紅市党委副書記と陳至立市党委宣伝部長に命じ問題箇所削除するよう命令出した社長である欽本立はこの要求拒否したため、同紙は発行停止となった前出の四・二六社説発表後に市の党幹部1万人を集めて勉強会開いた対応と共に評価され江沢民党総書記選ばれる要因となった中国共産党は、人民日報国営テレビなどメディア使って事態沈静化するように国民呼びかけたものの、『世界経済導報』事件などもあって活動逆に拡大をみせ、中国共産党学生だけでなくジャーナリスト反感をも買った4月29日午後に袁木国務院報道官何東昌国家教育委員会副主任北京市幹部高校生会見した李鵬から四・二六社説を擁護するよう指示受けていた袁木党内腐敗があることを認めたものの、「大多数党幹部すばらしい」と述べ、『世界経済導報』事件があった直後にもかかわらず検閲制度など無い」と否定し、「デモ一部黒幕操られている」と高姿勢続けた。この模様夜に放送されると、学生抗議デモ繰り出した

※この「四・二六社説」の解説は、「六四天安門事件」の解説の一部です。
「四・二六社説」を含む「六四天安門事件」の記事については、「六四天安門事件」の概要を参照ください。

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