吉凶とパワーアップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 07:37 UTC 版)
ラッキーマンの最大の武器であるラッキーの源は幸運の星である。そのため星が雲などに隠れて見えなくなったり、星の光が届かない所に行くと、一転して不幸になりパワーダウンしてしまう。また自身の感情によってもパワーアップできる。また成り行きでなったとはいえヒーロー協会所属のヒーローである為、ヒーロー協会会長のヒーローパワーを受ける事で、幸運の星が隠れた状態でもラッキーを維持する事が出来る。その関係上作中で起こりはしていないが、会長が死ぬとラッキーも減少するであろう事が勝利マン達から示唆されている。 パワーの変化に伴い、胸に浮かぶ「大吉」の文字はさまざまに変化する。稀に「~吉」以外の文字になった事もある。 大吉(だいきち) 通常の形態。これでも充分に凄いラッキーで戦える。大宇宙神就任後は「大」の横に小さい文字で「宇宙神」と書かれるようになった。 中吉・小吉・吉(ちゅうきち・しょうきち・きち) 形態としては未登場。パワーアップ・ダウンの段階表示として出たのみ。その段階に応じたラッキーが起こる。 凶(きょう) 幸運の星の光が届かなくなるとこの状態になる。体色が全体的に暗くなり、茶柱が倒れて茶柱サーベルが使えなくなり、福耳が縮んで普通の耳になり、表情も苦しい顔になる。それまでのラッキーが消え失せて洋一の頃のごとく不幸になり、全ての技が反射されるように自らダメージを受けてしまうなど、どんなことをしてもことごとく裏目に出てしまう。ただし、大吉状態のラッキーが消えてもごくわずかにラッキーは残っており、いずれの場合でも最終的には大吉に復帰できている。 大凶(だいきょう) 凶よりも更に悪い状態でラッキーマン最悪の形態。こうなると幸不幸関わらず身動きがとれず攻撃もできなくなってしまう。ただし、凶と同じように大吉状態のラッキーが消えてもごくわずかにラッキーは残っている。最強男爵曰くこの状態ではアンラッキーマンと呼んでいる。 不吉(ふきつ) 凶ではないが、これから起こる危機を知らせるマーク。よっちゃん編のみの登場でギャグ的な使われ方をしたが、実際にこのマークになった直後、勝利マンや努力マン、ラッキーマン自身も生命の危機に瀕した。 特吉(とくきち) ゴールデンラッキーマンとも呼ばれる。怒りが頂点に達して変身するほか、会長の放つヒーローパワーを直接受けることでも変身する。福耳が蝶の形に変化し、茶柱が太くなり、さらにアニメでは体が金色になる。でたらめに放った技が一撃必殺の技になるなど、大吉よりも更にラッキーがアップするが、洋一の姿に戻った後、不幸が増すというデメリットを背負う。読切版では見代の体操服姿を見たラッキーマンが興奮した事で変身した(ナレーションによるとこれで茶柱も立った事から、茶柱はラッキーマンのチンチンという説があるという)。 小苦・中苦・大苦・超苦(しょうくる・ちゅうくる・だいくる・ちょうくる) ラッキーマンが苦しみにより真の生命の危機にさらされている状態。点滅しており、苦しさの度合いにより小苦→中苦→大苦→超苦と変化していき、点滅が止まるとマークが「御臨終」となり死んでしまう。なおラッキーに変化はない。 激吉(げききち) プラチナラッキーマンと呼ばれる形態。特吉よりも激しい怒り(怒りが頂点を超えて反対側に落ちてまた頂点まで登って…を際限なく繰り返すほど)によって変身する。全身がプラチナに変化し、顔つきも凛々しくなる。背中には「幸運の女神」が微笑んでいる。ラッキーも更にパワーアップし演出もカッコよくなる他、プラチナの体を活かしてビーム攻撃を反射したり、茶柱サーベルの切れ味も増しているなど高い戦闘力も持っている。普段はやる気のないラッキーマンも激怒状態により、この時ばかりは戦う気満々となる。怒りの感情が消えるとプラチナがはがれ、普通の大吉状態に戻る。ボディは時価に換算すると400億2万円になる(金歯が2万円分)。 大吉圏外(だいきちけんがい) 大吉の下に小さい文字で「圏外」と書かれている。幸運の星の影響が及ばないほど遠い場所に来る(作中では第3小宇宙外が該当)とこうなる。動くことはできるが、大凶並に不幸。 予告ホームラン(よこくホームラン) 「大吉」が強引に「予告」に変形し、股間のチャックを開ける事で出てきた「ホームラン」の文字と合わせたもの。パワーアップというよりはその名の通りであり、実際にラッキーマンは(ラッキーで)ランニングホームランを達成した。 空吉(からきち) ラッキーを一度に使い過ぎた、いわば運が空っぽの状態。凶ではないがラッキーもない、普通の宇宙人になってしまう。回復にはしばしの休息が必要で、時間が経てば小吉、吉、中吉、大吉と段階的に回復する。 ∞大吉(むげんだいきち) ∞は「無限大」の意味で、普段やる気のないラッキーマンが自ら戦う気を起こしたことにより、その心を感じて小さくなった幸運の星と一体化した姿。スピードが格段に増している他、脳が幸運の星の中枢と直結されているので普段よりもはるかに知能が増している、ラッキーマン最強の形態。他人にラッキーを分け与えることもできる。幸運の星と分離しても∞大吉の状態を維持できる。 なおこれら以外にも、「特凶」、「豊臣秀吉」、「車だん吉」などさまざまなパターンが存在するが、本編に重要なかかわりをしていないため割愛する。
※この「吉凶とパワーアップ」の解説は、「ラッキーマン」の解説の一部です。
「吉凶とパワーアップ」を含む「ラッキーマン」の記事については、「ラッキーマン」の概要を参照ください。
- 吉凶とパワーアップのページへのリンク