くどき【口説き】
口説き
口説き(くどき)
原型はすでに中世の「平曲」にあるとされ、近世の謡曲・浄瑠璃で大きく発展し、盆踊りにも取り入れられた。
盆踊りでは、音頭取りが短い節にのせて、7・5ないし7・7の単純な形式を繰り返して、長い物語を歌っていく。踊り子は文句の合間に簡単な囃子詞を返すことが多い。えんえんと歌いつづけることができるため、夜を徹して踊る盆踊りの際に重宝した。
歌詞の内容はいわゆる長編叙事詩で、「鈴木主水口説き」「那須与一口説き」などが全国的にポピュラー。その物語の多くは、江戸時代の流行芸能である浄瑠璃から移植されたものである。
口説きは、小唄より遅れて江戸時代に入ってから発達したものと考えられる。特に江戸後期の江州音頭の登場とともに登場した「口説き祭文」が有名で、現在の河内音頭の源流となった。
地域的分布は西日本を中心とし、郡上踊りなど中部地方あたりでも見られる。栃木県の八木節、東京の佃島盆踊りなども口説き形式であるが、源流は関西由来のものと考えられる。
クドキ
(口說き から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/04 03:31 UTC 版)
クドキ(くどき)は、浄瑠璃や歌舞伎のクライマックスで俳優と浄瑠璃とで演じる個所。「口説き」ともいう。元来は平曲や謡曲あるいは説経節で登場人物の悲しみを歌う演出であったものが、近世以降各種の口承文芸の演出も加わり多様化した。
注釈
出典
- ^ a b 荒木「解説・解題」(1973)pp.319-321
- ^ a b 室木「解説」(1977)pp.414-416
- ^ a b 壺齋散人(引地博信). “『日本語と日本文化』「説経の節回し(哀れみて傷る)」”. 2014年3月9日閲覧。
- ^ 吉川(1990)pp.40-44
「 口説き」の例文・使い方・用例・文例
- 英語で女性の口説き方を教えてください。
- 英語で女性を口説きたい。
- あなたは彼女を口説きたいですか?
- 私はあなたを口説きに来ます。
- トムはメアリーを口説きおとすことができなかった。メアリーはトムのデートの要求を突っぱねたから。
- 私はうまく口説き落とされて, その書類にサインしてしまった.
- 女は男に口説かれてなびいた(口説き落とされた)
- 女を口説き落とそうとする
- あれは容易に口説き落とせる女じゃない
- 彼は手を換え品を換えてとうとう口説き落とした
- 彼は女将を口説きおったのだ
- 彼は口説き上手だ
- 彼女は、彼の口説き文句を拒んだ
- 彼は口説きの才能がある
- 口説き落とされる
- 口説き歌という叙事歌謡
- 口説き節という,江戸時代の通俗的な曲
- 歌舞伎で,口説き模様という,女が恋人に対して意中を訴える節回し
- (相手を)口説き落とす
- 口説き落とすことができる
口說きと同じ種類の言葉
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