鈴木主水とは? わかりやすく解説

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すずき‐もんど【鈴木主水】


鈴木主水

作者久生十蘭

収載図書ポピュラー時代小説
出版社リブリオ出版
刊行年月1998.11

収載図書湖畔久生十蘭作品集 ハムレット久生十蘭作品集
出版社講談社
刊行年月2005.8
シリーズ名講談社文芸文庫


鈴木主水

読み方:スズキモンド(suzukimondo)

初演 明治16.2(大阪大清芝居)


鈴木主水

読み方:スズキモンド(suzukimondo)

初演 嘉永5.3(江戸市村座)


鈴木主水

読み方:スズキモンド(suzukimondo)

作者 久生十蘭

初出 昭和26年

ジャンル 小説


鈴木主水

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 06:06 UTC 版)

鈴木 主水(すずき もんど)は、信濃国上田城主真田昌幸家臣として、上野国 名胡桃城の城将を務めたとされる人物。真田信之(信濃国上田藩初代藩主)の家臣であった鈴木忠重(右近)は、鈴木主水の子とされる[1]

加沢記』などの軍記物には下記のように記されている。

  • 名胡桃城(真田昌幸 領)の城将であった鈴木主水[注釈 1] は、天正17年(1589年)に猪俣邦憲(上野国沼田城後北条氏 領〉の城将[3]。真田昌幸と敵対していた後北条氏の、上野国方面指揮官である北条氏邦家老[3])によって名胡桃城を奪われた(名胡桃城事件と呼称される[4][4]
  • 鈴木は後北条氏に偽って降伏し、隙を狙って猪俣を殺害しようと企み、沼田城下の正覚寺(群馬県沼田市に現存[1])に逗留したが、企図が発覚して同寺で自決した[4]

名胡桃城事件は、翌年の天正18年(1590年)の豊臣秀吉による小田原征伐、後北条氏の滅亡の直接の原因となった[3]。しかし同事件の経過を具体的に伝える一次史料は存在せず、詳細は不明である[4]

そして「鈴木主水」に言及した一次史料が存在しないため、「鈴木主水」なる人物の詳細、「鈴木主水」なる人物の実在は不明である[1]。「鈴木主水」が自決したとされる正覚寺には「鈴木主水の墓」と伝わる墓が存在するが、別人の墓ではないかという指摘を受け、かつて設置されていた案内板は撤去されている[1]

脚注

注釈

  1. ^ 加沢記』(活字本。上毛郷土史研究会、1925年)によると、鈴木主水のは「重則」[2]

出典

  1. ^ a b c d 丸島 2016, 第4章 真田家の家臣:鈴木主水
  2. ^ 加澤平次左衛門「加澤記 巻之三:昌幸公明徳寺の城責並金子美濃守忠信雲谷寺之事」『加澤記:附 羽尾記』上毛郷土史研究会、1925年、52頁https://dl.ndl.go.jp/pid/1020961/1/35 
  3. ^ a b c 黒田 2020, 第3章 秀吉との政治交渉と惣国防衛態勢:沼田領問題の解決
  4. ^ a b c d 黒田 2016, 第6章 「沼田領問題」の帰結と小田原合戦:名胡桃(なぐるみ)城事件

参考文献

  • 黒田基樹『真田昌幸:徳川、北条、上杉、羽柴と渡り合い大名へとのぼりつめた戦略の全貌』(ヨドバシDoly版)PHP研究所、2016年。 
  • 黒田基樹『戦国大名・北条氏直』(カドカワBookWalker版)KADOKAWA〈角川選書〉、2020年。 
  • 丸島和洋『真田一族と家臣団のすべて』(ヨドバシDoly版)KADOKAWA、2016年。 


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