鈴木與平 (7代目)とは? わかりやすく解説

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鈴木與平 (7代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/28 18:27 UTC 版)

鈴木 與平(すずき よへい、1910年明治43年)5月11日[1] - 1993年平成5年)5月23日[2])は、日本の実業家。元鈴与会長。旧名 鈴木一郎。

人物・経歴

静岡県出身[1]。鈴与商店社長で貴族院議員6代目鈴木與平の長男として生まれる[3]清水市立清水尋常高等小学校卒業[4]静岡県立静岡中学校[5][注釈 1]から、旧制静岡高等学校へ進んだが、2年次から旧制成城高等学校に転学し[6]、卒業した[4]1935年昭和10年)、京都大学経済学部卒業[3][1]山下汽船入社。1937年(昭和12年)4月、鈴与商店に転じ、1940年(昭和15年)5月、鈴与商店並びに鈴与倉庫清水食品各社長に就任。同年8月、静岡鉄道監査役に選ばれ、次いで取締役となる。1944年(昭和19年)、鈴与社長。1946年(昭和21年)、清水商工会議所会頭。

1959年(昭和34年)8月、日本生産性本部港湾経営視察団員として渡米。1968年(昭和43年)、静岡県社会福祉協議会会長[7]1969年(昭和44年)10月、清水ストックトン友好都市十周年公式訪問渡米、同月、静岡県貿振オーストラリア貿易施設団員として外遊、1971年(昭和46年)10月、同南米使節団として外遊。

1975年(昭和50年)、鈴与会長。1978年(昭和53年)、清水港湾資料館(現・フェルケール博物館)設立、理事長に就任[7]1986年(昭和61年)、勲三等に叙せられる。1992年(平成4年)3月16日、清水市名誉市民[8]

1993年(平成5年)5月23日、急性心不全のため清水市立病院(現・静岡市立清水病院)で死去[2]

戦後の混乱の中、事業の拡張に傾注した一方、公的な活動を通して地域に尽くした。清水市立病院の開設、市立清水小学校への特殊学校開設、福祉施設「宍原荘」の開所、など、福祉・教育・文化振興にも大きな役割を果たした。

栄典

  • 紺綬褒章(昭和28年、及び昭和41年)
  • 藍綬褒章(昭和44年)
  • 勲三等旭日中綬章

家族

  • 父:山崎通太郎(鈴木與平 (6代目)
  • 母:影山まさ
  • 妻:向坂明子(向坂均一[9]の三女)
  • 長男:鈴木通弘(鈴木與平 (8代目)
  • 長女:鈴木佐知子(東芝 田中範夫の妻)
  • 二女:鈴木久美子(日本長期信用銀行 清水克真の妻)
  • 三女:鈴木三重子(筑波大学名誉教授 亀田寿夫の妻)
  • 四女:鈴木由利子(巴商会社長 岡本利彦の妻)
  • 弟:鈴木要二[10](鈴与社長)
  • 弟:鈴木清司
  • 弟:鈴木辰衛[11]静甲社長)

脚注

出典

  1. ^ a b c 『人事興信録 第25版 上』人事興信所、1969年、す124頁。
  2. ^ a b 鈴木与平氏(鈴与代表取締役会長)5月23日死去 - 日本食糧新聞電子版 1993年5月26日
  3. ^ a b 日本掃苔録 鈴木与平
  4. ^ a b 静中・静高関東同窓会 18号 16ページ。
  5. ^ 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 57頁。
  6. ^ 静中・静高関東同窓会 36号 1ページ。
  7. ^ a b 鈴与の歴史
  8. ^ 静岡市名誉市民
  9. ^ 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 44頁。
  10. ^ 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 58頁。
  11. ^ 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 73頁。

注釈

  1. ^ 静岡中学44回。同期に松下清夫石井次郎兼岩正夫鈴木進鈴木棠三野間省一上野精三、村松友吾、真杉高之、藤江喜重ら。すぐ下の弟の要二は45回。

参考文献

  • 『第34版人事興信録』人事興信所 1987.3

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