友好的な人物たち
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「清水次郎長 (1971年のテレビドラマ)」の記事における「友好的な人物たち」の解説
大前田英五郎=天知茂(第2、27、34話) 政五郎(大政)の伝で次郎長を侠客の道に導いた上州・大前田の大親分。その勢力は関八州に至り、地元の人々からも厚く慕われる。政五郎にはかつて大恩を受けたことがある。次郎長と兄弟盃を交わし、たった一人の信頼出来る弟分として認め、その子分衆のためには命を張ることをも厭わない。どんな争い事に直面してもドスを抜かない主義のため刀には封印がしてある(第34話)。女嫌いで通っていたが、第27話でお京(演・岸久美子)と祝言をあげる。下記のお志乃という妹がいる。 お志乃=亀井光代(第2~3、27話) 英五郎の妹。第2話で英五郎の元を訪ねてきた長五郎(次郎長)に一目惚れするが、その後に仙右衛門を供にしたお蝶が来たことで結果的に振られてしまう。その後結婚するも、英五郎が第27話で祝言をあげるまで大前田の家の姐さん代わりを務めていた。 おなみ=小野恵子(第3、5~6、10、14話) 次郎長一家の近所に店を構える団子屋「はごろも団子」の看板娘。小政や鬼吉に惚れられているが、本人は小政に惚れている。 小松村七五郎=品川隆二(第9、14、30、34、48~49話) 遠州小松村の渡世人で森の石松の兄貴分。おたみという勇み肌の妻がおり、馴れ初めからずっと頭が上がらない。大ボラ吹きで大の博打好きだがからきし弱い。石松との関係もあって次郎長とは出会いの頃から友好関係にあり、一家の客分のような存在であり、事実上の子分と言え、本人もそのような言動をする。次郎長の頼みで囮にされた三太郎の旅路を守ったこともある(第34話)。第48話では追っ手に追われて逃げてきた石松をかばい、第49話では石松を殺されて落ち込むお竜を励ました。 おたみ=中原早苗(第9、14、30、48~49話) 七五郎の妻。気が強くいつも七五郎を尻に敷いている「かかあ天下」だが、夫婦仲は良好である。百姓の娘で最初は父親や兄に七五郎との結婚を反対されていた。やくざ相手にも一歩も退かない。 お静=河村有紀(第46~47話) 尾張の長兵衛の妻。第46話で夫・長兵衛を久六に殺され、次郎長の家に身を寄せた。 吉良の仁吉=杉良太郎(第11、51話) 三州吉良の侠客・小川一家の若い渡世人。第11話で身内を斬った石松を追って清水へ赴き、初めて次郎長と出会う。後に身内を斬ったのは石松の名を騙った偽者と判るが、子分衆が偽者を捕らえるまで自ら人質となり小川一家に身を預けた次郎長の度量の大きさに仁吉の親分・小川武一(演・堀雄二)共々感銘を受ける。第51話ではお菊(演・音無美紀子)という新妻を連れて清水に来た。義侠心に厚く、前述の経緯もあり次郎長を兄貴分と慕う。義父(お菊の父)の安濃徳と幼馴染みで兄弟分の神戸の長吉(演・佐々木功)との揉め事で、伊勢の荒神山の盆割り争いに巻き込まれ、決闘に発展。最後は勝蔵が差向けた猟師の鉄砲で狙撃されて絶命した。 見受山鎌太郎=中野誠也 (第47回) 石松の次郎長の金刀比羅宮代参の帰途に仮祝言を上げたお竜と石松を匿った、土地の人々の人望の厚い東海道中の宿場町江州草津を縄張りとする36歳の若い大親分。自分の親分の仇を討った石松に感謝した縁で石松とお竜の窮地を助けた。石松に託した次郎長への香典が石松の死出の旅への幕開きであった事を石松の訃報を受けて悔やみ、出家して、彼や手に掛けた人々の菩提を弔う一生を送った。 ナレーター=芥川隆行
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