副標識
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 17:09 UTC 版)
京阪間ノンストップ時代には、三条駅で連絡する京津線準急(1971年8月以前は急行)を介して、浜大津駅(大津港)で江若鉄道(1969年廃止)や琵琶湖汽船への乗り継ぎに便利な上り列車に以下のような副標識を掲出して運行していた。 「比良」(江若鉄道連絡)夏山シーズンに淀屋橋7時40分発の列車に掲出。 「びわこ連絡」「ミシガン(ショウボートまたはナイト)」「ビアンカ」(琵琶湖汽船連絡)「びわこ連絡」(1989年まで)「ビアンカ」(1990年以降)は琵琶湖開きから11月までの期間に淀屋橋9時発、「ショウボート」は同じ期間に淀屋橋17時発の列車に掲出。 また、夏の水泳シーズンに三条駅から琵琶湖畔の近江舞子駅に向かう専用バスに接続する便には「まいこ」、比叡山ドライブウェイ納涼バスに連絡する便には「ひえい」の副標識が掲出された(「まいこ」の副標識には同じ図柄で一部の色が異なる2種類が存在した)。 「まいこ」は1973年8月を最後に掲出を終了。「比良」は江若鉄道の廃止後もその代替交通となった江若交通バスへの連絡便に掲出されたが、1974年7月の国鉄湖西線開通に伴い掲出を終了。琵琶湖汽船連絡の副標識も1997年に京都市営地下鉄東西線の開通に伴い、京津線と京阪本線との接続が断ち切られたことで掲出は行われなくなった。 2003年から1年間、京阪本線の淀屋橋駅延長40周年を記念して1900系1編成の特別塗装(特急色への塗り替え)が実施された際には、2004年にファイナルイベントとしてこれらの副標識を掲出し、7年ぶりの「復活運行」となった。また、2008年12月20日に1900系が「ラストラン」を行った際にも、特急色に復元された1929編成が「びわこ連絡」の副標識をつけて「リバイバルびわこ号」、一般色の1919編成が「比良」の副標識をつけた「リバイバル比良号」として運行された。 2012年には、3000系 (初代)の引退に伴う関連イベントとして、「びわこ連絡」「ミシガン」が職人の手書きによって復元され掲出された。2014年の4月19日から6月29日までの土休日には、淀屋橋9時発の定期特急列車を「比叡山きらら連絡特急」として、ヘッドマークを掲出して運転、出町柳駅で叡山電車「新緑・比叡山きらら」号(出町柳駅10:07発八瀬比叡山口行き)に連絡した。 1969年まで沿線の特急停車駅付近での催事にちなんだ「ルーブル号」などの副標識が特急に掲出されていた。2008年、3000系 (2代)にて掲出が再開され、これまでに「水都大阪2009」「ルーブル美術館展」や「長谷川等伯展」の副標識が掲出された。
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