最終営業日
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1997年10月11日 80形81-82号車の「さよなら」装飾編成は、四宮駅5時30分発浜大津行き普通列車から運用が開始された。その後、京津三条22時06分発浜大津行き最終普通列車(四宮駅 - 浜大津駅間延長運転)に充当される予定であったが、交通渋滞などの理由からダイヤが大幅に乱れたため、結局運転されず、三条・浜大津の行先掲示板を掲出したのは四宮駅5時30分発浜大津行きの普通列車の折り返し列車の1本のみに終わった。 260形261-262号車の「さよなら」装飾編成は、四宮駅7時24分発浜大津行き普通列車から運用が開始された。 80形83-84号車の廃車回送が行われ、錦織車庫に9時30分頃到着した。 浜大津駅10時5分発とその1時間後にもう1本800系が翌日の営業に備えて直流600Vの架線の下を四宮駅まで回送され、上栄町駅・追分駅付近では、京津線での600・700形との新旧擦れ違いが見ることができた。 石山坂本線内における朝のラッシュ時の運用を終え、昼間時は錦織車庫に入庫していた350形は、夕方のラッシュ時から再び同線内での運用に就いたが、この際に350形353-352号車には「ご苦労様でした350形」と書かれた副標識が取り付けられた。 京津三条?時?分発の準急浜大津行きを最後に700形の京津線内での営業運転を終了。 20時以降、260形263-264号車と265-266号車が浜大津発四宮行き準急として運転され、四宮車庫に入庫後、留置場所となる九条山駅へと回送された。 21時過ぎに260形267-280が京津三条駅 - 浜大津駅間の準急として1往復した後、浜大津発京阪山科行き普通となり、京阪山科駅から九条山駅へと回送された。 21時以降、350形353-352号車と355-354号車が留置場所となる九条山駅へ回送列車として、京津線に入線。 260形261-262号車による京津三条駅22時14分発の浜大津行き準急(ダイヤが大幅に乱れていたため実際はその数分後)を最後に、御陵府道東踏切付近での京都市営地下鉄東西線への線路切り替え工事のため京津三条駅 - 京阪山科駅間の営業運転が休止され、京阪山科駅 - 浜大津駅間で折り返し運転となった。折り返し運転には260形261-262号車と600形607-608が使用された。 臨時ダイヤによる京津三条駅 - 京阪山科駅間の京阪バスによるバス代行輸送と京阪山科駅 - 浜大津駅間の臨時列車による折り返し運転が実施され、600形と260形に「浜大津 京阪山科」の方向板を取り付けて運行。 京津三条駅22時06分発の普通四宮行きを最後に80形の営業運転を廃止。この列車は80形81-82号車で運転される予定であったが、ダイヤが大幅に乱れたため、同形式の95-96号車が使用された。このままでは廃車車両の留置場所が変わってしまうため、同形式81-82号車は四宮駅 - 浜大津間駅を回送として運転された。なお、想定外の運転であったためか「回送」の行先板を付けずに運転された。 80形93-94号車が京津三条駅に回送運転され、京津三条駅 - 九条山駅付近(蹴上駅 - 日ノ岡駅間の専用軌道上)間の旅客営業を行わない事実上の最終列車となる。 80形81-82号車の「さよなら」装飾編成 東山三条駅 80形81-82号車の「さよなら」装飾編成 側面 九条山駅 260形261-262号車の「さよなら」装飾編成 東山三条駅 1997年10月12日 京阪山科駅0時10分発の普通浜大津行きを最後に600形の京津線内での営業運転を終了。 浜大津駅0時25分発の普通四宮行きを最後に260形の京津線を含む大津線での営業運転を終了。 260形261-262号車が九条山駅付近(蹴上駅 - 日ノ岡駅間)の専用軌道上に回送運転され、九条山駅付近(蹴上駅 - 日ノ岡駅間の専用軌道上) - 御陵府道東踏切付近間の旅客営業を行わない事実上の最終列車となる。
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