七夕伝説に関するイベント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 16:18 UTC 版)
「京阪交野線」の記事における「七夕伝説に関するイベント」の解説
交野線沿線は七夕にまつわる伝説が残る地であり、「ひらかた☆かたの七夕伝説」イベントの一環として、2004年から毎年7月7日には、同線終着駅私市駅において、準急「ひこぼし」と臨時K特急「おりひめ」が出会うイベントが開催されている。両列車の並びは5分程度だが、ヘッドマークの展示やヘッドライトの点灯など、ファンサービスが充実している。鉄道ファンのみならず、地域住民が大勢訪れ、テレビ局も取材に訪れる。「おりひめ」・「ひこぼし」両列車の並びを見終えた後は、同線を利用し、“おりひめ”の機物神社(はたものじんじゃ)、“ひこぼし”の牽牛石(けんぎゅうせき)、そして、両者が出逢う逢合橋(あいあいばし)周辺で開催される祭に参加するのが、このイベントの楽しみ方とされた。 なお、2007年の7月7日は土曜日であったため、平日ダイヤでのみ運行される準急「ひこぼし」と臨時K特急「おりひめ」が出会うイベントは実施不可能となったが、代わりに交野線普通列車に新デザインのヘッドマークを掲出して七夕イベントを開催するとの公式発表があった。2003年の運行開始から数えて3代目となる新しいヘッドマークは七夕イベント当日に私市駅に展示され、準急「ひこぼし」とK特急「おりひめ」には7月9日月曜日の列車から使用された。 出会いイベントの代替手段として、7月7日の当日は私市駅の1番線に「織姫」の記念副標識(通常の「おりひめ」ヘッドマークとは異なり、第10回七夕サミットの枚方・交野開催記念を兼ねた特別のものである)・鳩マークを掲出した1929F(特急色)による臨時列車を約3時間臨時停車させ、交野線内折り返しの定期運用列車1編成(1919F充当)に「彦星」の記念副標識(この副標識も、通常の「ひこぼし」ヘッドマークとは異なり、「織姫」と同様の経緯で作成されたものである)を掲出して運行した。これにより私市駅では計5回の出会いが演出された。 2009年以降は、2008年のダイヤ改定により「おりひめ」・「ひこぼし」の種別がそれぞれ通勤快急・快速急行に変更、かつ「ひこぼし」の運転時間帯も夕ラッシュから深夜に変更され、夕刻でのイベントが行えなくなったことから、2007年の時と同じように交野線普通列車にヘッドマークを掲出して七夕の出会いイベントを開催することになった。しかし、2011年以降出会いイベントは開催されず、2013年のダイヤ改定で「おりひめ」「ひこぼし」は廃止となった。 2016年には枚方市・交野市の産業振興キャラクター「ひこぼしくん」と「おりひめちゃん」、双子のきょうだい星でサンリオキャラクター「リトルツインスターズ(キキ&ララ)」を10000系にデザインした車両を「キキ&ララトレイン」として2016年7月2日から10月30日までの期間限定運行がされた。特製ヘッドマークも掲出。イベントに因んだ限定商品も発売された。
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