出場枠の変遷
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「AFCチャンピオンズリーグ」の記事における「出場枠の変遷」の解説
2002-03年大会 予選などを経て16チームが選出された。 2004年大会から2008年大会まで 2002-03年の第1回大会では一部の国のクラブが参加辞退したケースが目立ったため、2004年にはAFC所属国の中の国別ランキング(通称AFCランキング、UEFAランキングと同様にクラブの成績によって算出)上位14ヶ国・地域にそれぞれ2クラブの出場権を与える形となった。ちなみに、AFCランキング15位〜28位の国・地域に所属する優勝クラブはAFCカップ、更に29位以下の国・地域の優勝クラブについてはAFCプレジデンツカップにそれぞれ出場する。 2009年大会から2011年大会まで 出場チームが29チームから32チームへ拡大された。以下にあげる32チームに本大会の出場権が与えられる。今までのACLでの実績、及び参加チーム数、経済規模や昇降格の有無などリーグ運営の点で評価の高い国から東西15チームずつ、計30チーム 東西各地区のプレーオフ優勝チーム、計2チームプレーオフには、東西それぞれ4チームが参加する。なお、プレーオフ敗者チームには、AFCカップへの出場権が与えられる。 本大会出場枠東地区は日本、中国、韓国から各4チーム、オーストラリアから2チーム、インドネシアから1チーム。 西地区はサウジアラビア、イランから各4チーム、UAEから3チーム、ウズベキスタン、カタールから各2チーム。 プレーオフへの出場枠(各地区優勝チームが本大会出場)東地区はインドネシア、タイ、シンガポール、ベトナムから各1チーム 西地区はUAE、インドから各1チームと前年度の西地区のAFCカップの上位2チーム インド、シンガポールは2008年度までのACLに参戦しておらず、新規の参戦となる。またタイ、ベトナムは1〜2枠から実質0.25枠へと大きく減枠されることとなった。これらの国々はそれまでのACLでの実績の有無にかかわらず、リーグ運営の点において問題点が多いとAFCに指摘されている。また、イラク、クウェート、シリアは直接の出場枠がなくなった(出場のためにはAFCカップを勝ち抜かなければいけない)。 ACLへの出場を満たす条件として、「アジアにおいて一定の実力を有すること」、「国内リーグがプロリーグであること」、「昇降格制度があること(韓国Kリーグはこの制度が有名無実化していたことから、AFCから昇降制導入を勧告されている)」などが挙げられる。これを満たさない国は、出場枠が大幅に少なく、満たせていれば一定の出場枠が与えられるといえる。その例として、2008年のカタールの出場枠が増加したことも、カタールの国内リーグがプロ化を行った結果である。 2012年大会から2014年大会まで 出場チーム32チーム。2011年までから、各国の本大会出場枠、プレーオフ出場枠を変更した。今までのACLでの実績、及び参加チーム数、経済規模や昇降格の有無などリーグ運営の点で評価の高い国から東西14チームずつ、計28チーム 東西各地区のプレーオフ上位2チーム、計4チームプレーオフには、東西それぞれ5チームが参加する。なお、プレーオフ敗者チームには、AFCカップへの出場権が与えられる。 本大会出場枠東地区は日本から4チーム、中国、韓国から各3チーム、オーストラリアから2チーム、タイから1チーム、ウズベキスタンから1チーム。ウズベキスタンは本来は西地区だが、出場枠3チームの内、1チームは東地区に割り振られる。 西地区はカタールから4チーム、サウジアラビア、UAEから各3チーム、ウズベキスタン、イランから各2チーム。ウズベキスタンは2チームが西地区、1チームが東地区、計3チームが本大会出場となる。 プレーオフへの出場枠(各地区上位2チームが本大会出場)東地区は韓国、中国、オーストラリア、タイ、インドネシアから各1チーム 西地区はイランから2チーム、サウジアラビア、UAE、ウズベキスタンから各1チーム 2015年大会以降 本大会から出場するのは東西12チームずつ(計24チーム)とし、残りの東西4チームずつ(計8チーム)をプレーオフにより決定することとした。 本大会出場枠は協会別ランキング(AFCクラブコンペティションランキング)により決定され、原則として東西各地区の上位2協会が3枠ずつ、次の2協会が2枠ずつ、次の2協会が1枠ずつを得る。2015年大会は以下の通りの配分となった。東地区は韓国・日本から各3チーム、オーストラリア・中国から各2チーム、タイ・ベトナムから各1チーム。 西地区はサウジアラビア・イラン・ウズベキスタンから各3チーム、UAEから2チーム、カタールから1チーム。(本来は西地区6位のイラクが1枠を得られるところ、ACL参加資格を満たせず、その1枠はウズベキスタンに加増された。) プレーオフは、協会別ランキングで東西各地区の上位12協会までに出場枠が与えられている。1回戦、2回戦、3回戦(プレーオフラウンド)の3回戦で行われる。 2021年大会以降 本大会出場枠を32から40に拡大する。詳細は以下の通り。東西各地区について、1位から6位までの協会の出場枠は従前の通りとし、7位から10位の協会について(予選出場枠ではなく)本大会出場枠を1ずつ与える。 グループステージは4チームを東西5組ずつ(計10組)とする。 また、予選出場枠として前年のAFCチャンピオンズリーグ優勝チームならびにAFCカップ優勝チームの枠を設ける。
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