六郷のかまくらとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 六郷のかまくらの意味・解説 

六郷のかまくら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 09:58 UTC 版)

かまくら」の記事における「六郷のかまくら」の解説

六郷のカマクラ行事」は、約700年歴史があり重要無形民俗文化財となっている。 美郷町六郷地区では、延暦21年802年)に征夷大将軍坂上田村麻呂創建したという、秋田諏訪宮小正月神事として「かまくら行事」が2月11日から15日にかけ以下の日程催される観光行事としては、「竹うち」が行われる。 蔵開き 元旦から2月11日まで米の蔵出しを休む習わしで、前に据え膳をしてお灯明をともし、この日から蔵出し始める。 天筆まつり 子どもたち11日、天筆を書いて翌日備える。この天筆は、吉書書初めであり、子どもたち自分のものは自分書き自分書けない幼年者のものは父兄代筆し15日夜にかまくら持って行く。元々は男の子人数分だけ天筆が書かれたが、現在は女の子の分も書かれる12日は市が開かれ小正月年越しの準備の日である。この日から天筆を長い青竹先につけて戸外立てておく。15日竹打ち3回目決戦の際に、正月注連飾り神符門松とともに天筆が焼かれる、天筆焼きが行われる。 鳥追い行事 13日あたりから、鳥追い小屋作りが始まる。鳥追い小屋呼ばれる雪室は、を40cmくらいの厚さ四角に積み上げて天井編んで作ったむしろを載せて作る鳥追い小屋中に鎌倉大明神」が祀られ子どもたち互いに鳥追い小屋訪問し合い鳥追いの歌を歌ったりしてすごす。15日になると小正月餅つき始まりまゆ玉作って神棚を飾る。まゆ玉餅花団子花ともいい小枝まゆ玉の餅を付けて作るが、これは稲穂かたどったもので神棚米俵の上立てて豊作祈願するのである竹打ち 2月15日午後7時頃に木貝が鳴り続け、各町内必勝祈願出陣式終えた若い衆青竹担ぎ駆け出す。そして、約5mほどの竹を上下振り下ろし叩き合う竹うちが始まる。午後8時半頃に両軍息詰まるような沈黙破れると、場内は人と竹の修羅場となり竹の打ち合い割れる音、相手殴りつける掛け声ライト灯り青白く映じ奮戦する竹の勇士闇の中浮き出される。やがて9時頃、一際高く木貝が鳴り響けば、神官におをお払いし、これに点火して3回目決戦が行われる。天筆を焼くかがり火の中での決戦である。そして、この竹うちで北軍勝てば豊作南軍勝てば米の値が上がると言い伝えられている。安全のため対戦者は作業用安全ヘルメット着用義務付けられており、竹をつつくことは反則とされている。

※この「六郷のかまくら」の解説は、「かまくら」の解説の一部です。
「六郷のかまくら」を含む「かまくら」の記事については、「かまくら」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「六郷のかまくら」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「六郷のかまくら」の関連用語

六郷のかまくらのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



六郷のかまくらのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのかまくら (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS