竹打ち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 09:58 UTC 版)
2月15日午後7時頃に木貝が鳴り続け、各町内で必勝祈願出陣式を終えた若い衆が青竹を担ぎ駆け出す。そして、約5mほどの竹を上下に振り下ろし叩き合う竹うちが始まる。午後8時半頃に両軍の息詰まるような沈黙が破れると、場内は人と竹の修羅場となり竹の打ち合い、割れる音、相手を殴りつける掛け声、ライトの灯りが雪に青白く映じて奮戦する竹の勇士が闇の中に浮き出される。やがて9時頃、一際高く木貝が鳴り響けば、神官が松におをお払いし、これに点火して、3回目の決戦が行われる。天筆を焼くかがり火の中での決戦である。そして、この竹うちで北軍が勝てば豊作、南軍が勝てば米の値が上がると言い伝えられている。安全のため、対戦者は作業用安全ヘルメットの着用が義務付けられており、竹をつつくことは反則とされている。
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