八木沢高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/05 15:02 UTC 版)
物語冒頭の時点で動物型によってDEWで生徒3人が爆殺され、ニセ館川の爆破テロでさらに9人が死亡しているが、辻の調査でちとせを含めた生徒全員がイピラダ星人とアクティベーターに作られた複製人間のアバターであることが判明する。アクティベーターに操られた際には瞳に四角の模様が浮かび上がり、怪力を発揮して敵を攻撃するが、身体能力には人間並みのところもあり動物型にやや劣る。ちとせのようにアクティベーターが戦うための素体として操る生徒もいれば、使い捨ての道具としての役割も兼ねる。生徒自身にイピラダ星人のアバターであるという自覚はなく、普段は生徒(アバター)の人格で過ごしている。指紋やオリジナルにあった火傷や傷などが無い者や、性格が正反対な者、性格も記憶もまったく同じで指紋だけが違う者もいる。その本質は日本政府に差し出されたイピラダ星人の実験場だった。 松岡慶介 連続爆殺事件の3人目の被害者。16歳。2-C。2001年8月19日生。他にも男子生徒1人、女子生徒1人が同じ手口で殺害されている。雷太の分析では宇宙人に狙われ、明確に絞り込まれたターゲットで無差別殺人ではない模様。なぜ殺されなければならなかったのかは不明だったが彼らもイピラダ星人に作られたアバターであることが判明する。 館川歩/ニセ館川歩 2-C。正体不明の連続爆殺事件の模倣犯。目立ちたがり屋で爆発物に興味があり、携帯による遠隔操作と簡単な基盤で作った爆弾で高校を爆発させたため拘留される。この爆発で最低3人ぐらい殺したかったらしいが生徒9人が死亡、15人が重軽傷を負う惨事となった。他の3件の事件との違いを雷太が見抜き、館川が模倣犯であることが判明。 その後の調査で子供の時にコンロで右手を火傷、以来それがトラウマで火と熱いものを極端に恐れ、爆弾など作れない性格の人物であることが判明する。さらに採取された指紋が、拘留されている館川のものと一致せず、また本物の館川にある右手の火傷が、ニセ館川にはそれがない。また性格も正反対で冷たく攻撃的で教師やちとせ達に危ない奴という印象を与えていた。 ニセ館川はアクティベーターに用意された存在で、正確には模倣犯ではなく校舎の爆破テロも偽装で3件の爆殺事件の表向きの「真犯人役」でしかない。その後、辻の聴取を受けて正体を探られるとペンで右目を刺して脳を貫き自殺する。 美村さつき 2、3年前、エイリアンに両親を殺された女子高生。正体は普通の人間で、実は両親に虐待・監禁されていたがインプラント達が強盗に入ったことで両親を殺害、トナカイに助けられて以降、彼らと行動を共にしている。雷太の分析では脅されて宇宙人と行動を共にしているわけではない様子。トナカイ以外のエイリアンからの扱いは悪い。自身を尾行していたちとせの友人達をウサギと共に躊躇なく始末しようとしていたが、八木沢高の生徒全員がアクティベーターに作られた複製人間であるため、身を守るための行為であって殺人行為ではないことが判明する。看護師を目指していたことがあり、廃墟の病室でカワムラの娘・葉子を看病する。最後はトナカイと共に移民船に乗らず地球に残ることを選ぶ。
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