元摂末社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 08:40 UTC 版)
かつて三嶋大社に属した摂末社。下記はいずれも大社境外に所在する元摂社で、現在は独立する。 元摂末社一覧 節内の全座標を示した地図 - OSM節内の全座標を出力 - KML 表示 三嶋大社の元摂社(以下で全てであるかは不明)。 浅間神社 鎮座地:三島市芝本町6-3(北緯35度7分22.97秒 東経138度54分49.13秒 / 北緯35.1230472度 東経138.9136472度 / 35.1230472; 138.9136472 (元摂社、伊豆国三宮のち二宮:浅間神社)) 祭神:木花開耶姫命、波布比売命(相殿神に瓊々杵命、火明命、火蘭降命、彦火々出見命の4柱) 社格:神階帳「正一位 千眼大菩薩」、伊豆国三宮のち二宮 式内社の火牟須比命神社(熱海市の伊豆山神社摂社の雷電神社か)遥拝所か 「せんげんじんじゃ」。古くは三嶋大社八所別宮の1所であった。式内社「伊賀牟比売命神社」論社に挙げられるが、有力視はされていない。伊豆山神社の本地仏・十一面千手千眼観音の仏名「せんげん」から「浅間」の神名に転訛したとされる。この浅間神社は元は三宮であったが、二宮八幡宮が大社境内に遷座してのち二宮になったという。例祭は7月15日・16日。 六所王子神社 鎮座地:三島市日の出町6-90(北緯35度7分15.78秒 東経138度55分21.90秒 / 北緯35.1210500度 東経138.9227500度 / 35.1210500; 138.9227500 (元摂社:六所王子神社)) 祭神:三嶋神の御子神6柱 社格:神階帳「正五位上 六所王子」 「ろくしょおうじじんじゃ」。神名は詳らかでなく、三嶋神の御子神であるとのみ伝えられる。 楊原神社 鎮座地:三島市北田町4-7(北緯35度7分4.80秒 東経138度55分5.84秒 / 北緯35.1180000度 東経138.9182889度 / 35.1180000; 138.9182889 (元摂社:楊原神社)) 祭神:事代主命、大山祇命 社格:神階帳「従一位 やきわらの明神」、伊豆国三宮か 名神大社の楊原神社(沼津市)遥拝所か 「やなぎはらじんじゃ」。古くは三嶋大社八所別宮の1所であった。一説に、楊原神社の地が駿河国に編入されたことにより中島に遷祀、のち同所に徳川家光が御殿を営むにあたって現在地に遷座したともいう。境内には三島七石の1つ「蛙石」がある。例祭は7月5日。 広瀬神社 鎮座地:三島市一番町19(楽寿園内、北緯35度7分21.48秒 東経138度54分42.80秒 / 北緯35.1226333度 東経138.9118889度 / 35.1226333; 138.9118889 (元摂社、伊豆国四宮:広瀬神社)) 祭神:倉稲魂命 社格:神階帳「従一位 廣瀬明神」、伊豆国四宮 式内社の広瀬神社(伊豆の国市)遥拝所か 「ひろせじんじゃ」。楽寿園内の池中の島に鎮座する。一帯が小松宮の別邸になったので一時は浅間神社境内に遷座したが、のち楽寿園が公園になるとともに園内に再建された。例祭は7月14日(楽寿園の公園記念日)。 日隅神社 鎮座地:三島市大社町8-12(北緯35度7分12.06秒 東経138度55分18.85秒 / 北緯35.1200167度 東経138.9219028度 / 35.1200167; 138.9219028 (元摂社:日隅神社)) 祭神:大己貴命 社格:神階帳「正五位上 角の明神」、伊豆国五宮か 「ひすみじんじゃ」。古くは三嶋大社八所別宮の1所であった。例祭は5月15日。 天神社 鎮座地:三島市川原ヶ谷和田51(北緯35度7分30.89秒 東経138度55分36.00秒 / 北緯35.1252472度 東経138.9266667度 / 35.1252472; 138.9266667 (元摂社:天神社)) 祭神:少彦名命(配祀に誉田別尊、愛宕神、宇賀魂神、大山祇神) 社格:神階帳「正一位 天満天神」 名神大社の物忌奈命神社(神津島)遥拝所か 「てんじんじゃ」。明治24年(1891年)に付近の八幡社・愛宕社・稲荷社・山神社を合祀。例祭は9月25日。 若宮神社 鎮座地:三島市西若町8-7(北緯35度7分16.34秒 東経138度54分22.44秒 / 北緯35.1212056度 東経138.9062333度 / 35.1212056; 138.9062333 (元摂社:若宮神社)) 祭神:誉田別命 社格:旧村社 「わかみやじんじゃ」。国司勧請の八幡神社であるといい「若宮八幡宮」と称された。境内摂社の若宮神社との関係は不詳(『増訂豆州志稿』では言及なし)。大正11年(1922年)、同じく国司勧請と伝えられていた天神社を合祀(現在は境内社)。例祭は5月15日・16日。 賀茂川神社 鎮座地:三島市加茂川町17-21(北緯35度7分40.81秒 東経138度55分15.90秒 / 北緯35.1280028度 東経138.9210833度 / 35.1280028; 138.9210833 (元摂社:賀茂川神社)) 祭神:素盞鳴男命ほか10柱 社格:旧村社 「かもがわじんじゃ」。古くは「祇園社」と称された。大正4年(1915年)に宮町の十柱神社を合祀し「賀茂川神社」と改称した。三嶋大社及び三島宿の鬼門(東北)の神として崇敬される。7月8日に三嶋大社の舞殿に渡御し、7月15日に三島の悪疫除を行う神事が古くから行われている。例祭は4月10日。 多賀神社 鎮座地:三島市谷田164(北緯35度7分0.55秒 東経138度55分44.27秒 / 北緯35.1168194度 東経138.9289639度 / 35.1168194; 138.9289639 (元摂社:多賀神社)) 祭神:伊弉諾尊 「たがじんじゃ」。古くは「田川神社(田河神社)」とも。例祭は10月15日。 右内神社 鎮座地:三島市梅名1(北緯35度5分39.45秒 東経138度55分48.65秒 / 北緯35.0942917度 東経138.9301806度 / 35.0942917; 138.9301806 (元摂社:右内神社)) 祭神:櫛石窓命(配祀に9柱) 社格:神階帳「従四位上 河原の明神」論社、旧村社 「うないじんじゃ」。式内社「阿米都瀬気多知命神社」または「伊波氐別命神社」の論社に挙げられるが、有力視はされていない。左内神社とともに三嶋大社の御門守護神。両社は下田街道の左右に鎮座したという。例祭は10月18日。 左内神社 鎮座地:三島市中島字西310-2(北緯35度5分39.75秒 東経138度55分55.83秒 / 北緯35.0943750度 東経138.9321750度 / 35.0943750; 138.9321750 (元摂社:左内神社)) 祭神:阿米都瀬気多知命 社格:式内社「阿米都瀬気多知命神社」論社、式内社「父梨神社」論社、旧村社 「さないじんじゃ」。右内神社とともに三嶋大社の御門守護神。もとは中島字園田に鎮座したが、明治19年(1886年)の火災により現在地に遷座した。例祭は7月17日。 浅間神社(芝本町)伊豆国三宮のち二宮。 六所王子神社(日の出町) 楊原神社(北田町)伊豆国三宮か。 広瀬神社(一番町)伊豆国四宮。 日隅神社(大社町)伊豆国五宮か。 天神社(川原ヶ谷) 若宮神社(西若町) 賀茂川神社(加茂川町) 右内神社(中島) 左内神社(梅名)
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元摂末社
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次の5社は、現在は神宮と摂末社の関係にないが、古文書にその旨が見える。 神崎神社(こうざきじんじゃ、香取郡神崎町) 高房神社(たかふさじんじゃ、香取市山田) 切手神社(香取市大根) 東大社(香取郡東庄町宮本) 木内神社(香取市木内)
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