佐治とその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 06:24 UTC 版)
「デトロイト・メタル・シティの登場人物」の記事における「佐治とその関係者」の解説
佐治 秀紀(さじ ひでき) 声 - 永嶋柊吾 / 演 - 高橋一生 根岸の卒業した大学の後輩。身長169cm、体重56kg、血液型O型。東京都出身。 ライト感覚のポップミュージックを好み、同じ趣味の根岸を「ギターも歌も上手い」と尊敬し、目標にしている。根岸とは対照的にポップミュージシャンとしての才能には恵まれているようで、インディーズバンド「テトラポット・メロン・ティ」を結成して主に路上ライブを中心に活動している。性格・言動に難のある者の多い主要登場人物の中では数少ない純粋な良識者。 根岸が大学を卒業してからは交流がなくなっていたが、下北沢で自身が路上ライブを行っていた際の観客の中に根岸を見かけ、その後出演した埼玉の深夜ローカル番組で偶然にもクラウザーとなった根岸と再会。局のトイレでつかの間交流を温め、励ましてくれたクラウザーに「雰囲気が僕の尊敬する先輩に似てて、とてもいい人」と好印象を抱くも、(根岸自身も直前まで知らされていなかったとはいえ)演奏中に襲撃されるという裏切りに遭い、以降もクラウザーによってミュージシャンとして大成するチャンスを幾度も潰されることとなる。 その後、タカコというミュージシャンがパーソナリティを務めるラジオ番組にも出演したが、自分だけが佐治とタカコに騙されたと勘違いしてクラウザー化した根岸の乱入によって「悪魔しりとり」というゲームで放送禁止用語を口にするよう仕向けられ、番組を打ち切りに追いやってしまった。 相川と同様、最後までクラウザーの正体が根岸であるとは気付かなかった。テトラポット・メロン・ティ 佐治がボーカルとタンバリンを務める3人組のオシャレ系ポップバンド。 当初は根岸が相川らと合コンをした際、自分のバンド名を偽った時の名前として登場したが実在し、インディーズながらDMCと同じくカラオケに代表曲『サリー・マイ・ラブ』が登録されているなど、そこそこの知名度を持っている。 音楽番組でDMCと共演した際、社長命令を受けたDMCにステージを襲撃されて出番を乗っ取られた挙句壮絶な仕打ちを受け、それが原因となって解散。その後なんとか立ち直り、同じメンバーで活動を再開したが、「クラウザーI世の正体は佐治ではないか」という疑心暗鬼に陥ったクラウザーに再結成ライブに乱入され、前回以上の仕打ちを受ける結果となってしまった。 ホイップ・ラブ・クリームス 下北沢で路上ライブ中だった根岸がテトラポット・メロン・ティを解散した後の佐治と再会した際、相川から誘われていたアモアム主催の「新人ミュージシャン発掘オーディション」に一緒に出場するため結成したユニット。洋菓子作りのパティシエをコンセプトとしており、コック帽を被り、曲に合わせてケーキ作りのパフォーマンスも行う。 タイトル曲として『ホイップ・ラブ・クリーム』があるが、路上ライブで披露した際には根岸の歌は聴衆に全く受け入れられず、卵まで投げつけられた。その上、たまたま路上ライブを見に来ていた相川が下北界隈では名の知れていた佐治とばかり仲良くするのを目の当たりにした根岸は、嫉妬に狂ってその場を逃げ出し、佐治と相川が「代官山オシャレファックを決めやがった」と勘違いする。 オーディション当日に根岸はクラウザーとなって登場。佐治はまたしてもチャンスを潰された上に、相川はホイップクリームを顔面に引っ掛けられ、「下品は貴様だ、この顔射用女めが!!」となじられてしまう。
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