会議に関する賛否
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/06 08:48 UTC 版)
国の教育行政に関する審議会としては中央教育審議会があるにも関わらず、相互の役割の違いなどが明快でないまま設置され、安倍晋三やそれに近い人々の意向を反映するためのもの(=御用学者の機関)との主張が各方面からなされた。実際、安倍内閣の退陣後は独自のカラーも弱まり首相交代後半年足らずで解散するに至った[要出典]。 大学改革案として留学生受け入れ100万人を目標としたが、その意義への疑問として、1982年の中曽根内閣下の留学生受け入れ10万人計画で生じた様々な問題、留学生・就学生事情を知っているとは思えないとの批判が、日本語教育などの現場の専門家からも上がっている。 『女王の教室』で阿久津真矢を演じた天海祐希への委員就任打診がされ“ドラマと現実の区別がついていない人がいる”との世評もネット上で上がった。結局“スケジュールの関係で出席は不可能”と事務所から回答があり、就任はなかった。 有識者の人選は山谷によって行われた。委員には教育現場の経験者が二人のみで、教育問題を専門に研究している学者が一人もいない[要出典]。教育社会学者の本田由紀(当時東京大学助教授)は朝日新聞『時流自論』欄2007年1月29日付においてこの問題、及び同会議でまとめられた報告書が内容よりもインパクトを重視して作成された経緯などを示し、「その提言が、将来この社会を担うすべての子どもたちの毎日の生活を大きく左右しかねないことに対して、計り知れない危機感を感じる(原文ママ)。」と危機感を表明した。それに続けて、報告案で挙げられているような授業時間数の増大と学力の向上には関連が認められない点、および「小・中学校教育課程実施状況調査結果」を参照しつつ、そもそも学力が低下しているという前提が確認できないと主張し、「手前勝手に「愛」や「規律」「奉仕活動」を押しつけても」子どもたちの離反を強めるだけである、と同会議の姿勢を批判している。
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