会議の報告書
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この会議は、出席した代議員の署名があり、最終的な散会前日に採択された報告書と決議をもって終了した。この報告書では、ニューイングランドが、主権に関する違憲状態について、すなわち1798年のジェファーソンとマディソンによって作られた文書(ケンタッキー州およびバージニア州決議)に盛り込まれた政策を反映する原理、および後に「無効化」として別の文書に再登場する原理に対して、ニューイングランドの権限を主張する「義務」があると述べられていた。 ハートフォード会議の最終報告書ではアメリカ合衆国憲法について幾つかの修正を提案していた。これらの提案は政権を支配する民主共和党の政策と、次のような点で争おうというものだった。 60日間を超えて継続する通商禁止を禁じること 攻撃的な戦争を布告するとき、新しい州の加入を認めるとき、あるいは外国との通商を停めるときは、連邦議会の3分の2による承認を必要とすること 南部州にとって有利な規定になっている5分の3条項を憲法から削除すること 将来の大統領について、その任期を1期に限ること 大統領は前任者とは異なる出身州の者を選ぶべきこと(この事項は当時の共通認識であるバージニア州出身者が国を支配していることへの攻撃だった)
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