会議の招集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/17 13:56 UTC 版)
戦争の危機に反応したストロング知事は、1814年10月5日、選挙で選ばれたばかりの州議会に特別会期を招集した。ストロングが議会で行った演説はハリソン・グレイ・オーティスと頭とする合同委員会に言及していた。オーティスは穏健派と考えられていた。3日後にオーティスが提出した報告書は、イギリスによる如何なる侵略にも抵抗することを訴え、国を大災害に近い状態にした指導層を批判し、ニューイングランド各州にその共通の不満や共同の防衛を協議するための会議を呼びかけることが含まれていた。オーティスの報告書は10月12日に上院を賛成22票対反対12票で通過し、下院は10月16日に賛成260票対反対20票で成立した。 コネチカット州ハートフォードで開催される会議に代議員を派遣するよう、ニューイングランドの他の州に招待状が発送された。会議の目的は、ニューイングランドの利益を保護するために憲法を修正する提案を行うこと、および連邦政府と共に彼等自体の防衛を手配するように仕向けることが述べられていた。 マサチューセッツ州議会からは12人の代議員が指名され、その中でジョージ・カボットとハリソン・グレイ・オーティスが主査になった。コネチカット州では議会がマディソンの「酷たらしく悲惨な戦争」を非難し、全国的な徴兵を行う計画について心配を表明した。代議員にはチョーンシー・グッドリッチとジェイムズ・ヒルハウスを頭とする7人を選んだ。ロードアイランド州議会は、「我々共通の敵に対する相互の防衛で協力する最良の手段を検討し、当該州の権限とそれに付随する適用すべき義務と共にあると見られる手段で、アメリカ合衆国憲法の下に人民の権利と主権を回復し、確保するために」4人の代議員を選んだ。ニューハンプシャー州議会は会期に入っておらず、州知事のジョン・ギルマンは招集を拒んだ。バーモント州議会は全会一致で代議員を送らないことを決めた。ニューハンプシャー州の2郡およびバーモント州の1郡が各1人の代議員を派遣し、総数は26人になった。1814年12月15日、コネチカット州ハートフォード市の古い州会議場に代議員が集まった。 下表は出席した州とその代議員26人のリストである。 マサチューセッツ州ジョージ・カボット ハリソン・グレイ・オーティス ネイサン・デーン ウィリアム・プレスコット・ジュニア ティモシー・ビゲロー ジョシュア・トーマス サミュエル・サムナー・ワイルド ジョゼフ・S・ライマン スティーブン・ロングフェロー・ジュニア ダニエル・ウォルド ホディジャー・ベイリーズ ジョージ・ブリス ニューハンプシャー州ベンジャミン・ウェスト ミルズ・オルコット コネチカット州チョーンシー・グッドリッチ ジョン・トレッドウェル ジェイムズ・ヒルハウス ゼファニア・スウィフト ナサニエル・スミス カルビン・ゴッダード ロジャー・マイノット・シャーマン ロードアイランド州ダニエル・ライマン サミュエル・ウォード・ジュニア エドワード・マントン ベンジャミン・ハザード バーモント州ウィリアム・ホール・ジュニア
※この「会議の招集」の解説は、「ハートフォード会議」の解説の一部です。
「会議の招集」を含む「ハートフォード会議」の記事については、「ハートフォード会議」の概要を参照ください。
- 会議の招集のページへのリンク