勅書の内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 09:17 UTC 版)
勅書の本文は、教皇の勅令そのものである。あらゆる内容が扱われ、法令、司教の任命、特免、破門、教憲、列聖、会議の招集に関することなどさまざまである。14世紀になって教皇書簡(または、「小勅書」)が使われるようになる以前は、バチカンから発せられる唯一の通信文形式が教皇勅書であった。書簡は教皇からの簡易伝達手段として利用され、認証には漁をするペトロの姿に教皇の名を記したロウ印章(現在は赤インク)が使用された。勅書と書簡の間に厳密な区別は過去も現在もないが、近年の書簡は回勅も含め、ほとんどが教皇書簡として発行されている。
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