勅法彙纂とは? わかりやすく解説

勅法彙纂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 05:33 UTC 版)

ローマ法大全」の記事における「勅法彙纂」の解説

『勅法彙纂』(ちょくほういさん、Codex constitutionum)または『ユスティニアヌス法典』(Codex Justinianus)は、ハドリアヌスからユスティニアヌス時代までの勅法を集大成した法典である。基本的には、既存法典である、『グレゴリウス法典英語版)』(290年代成立130年代以降の勅法を含む))、『ヘルモゲニウス法典英語版)』(290年代成立)、『テオドシウス法典』(438年)を体系化簡素化したもの。 ユスティニアヌス帝528年2月13日の勅法によってトリボニアヌスはじめとする10人に命じ従前の勅法を集成させたのが『旧勅法彙纂』 (Codex vetus) であり、529年4月7日公布され、同16日より施行された。『旧勅法彙纂』は現存せず、その一部パピルス文書の形で伝来しているにすぎない。 『旧勅法彙纂』が完成した529年以降新しい勅法が発せられていたし、『学説彙纂』や『法学提要』の完成によって、『旧勅法彙纂』を訂正する必要が出てきた。そこでユスティニアヌス改めトリボニアヌスに勅法の集成命じた。この結果完成したのが、『勅法彙纂』 (Codex repetitae praelectionis) である。全12巻534年11月16日発布され同年12月29日より施行された。現存しているのは、この改訂版である。

※この「勅法彙纂」の解説は、「ローマ法大全」の解説の一部です。
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