パピルス文書とは? わかりやすく解説

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パピルス

(パピルス文書 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/15 04:42 UTC 版)

パピルス: πάπυρος、ラテン語: papyrus)は、カヤツリグサ科の植物の1種、カミガヤツリ(パピルス草)の地上茎の内部組織(髄)から作られる、古代エジプトで使用された文字の筆記媒体のこと。パピルス紙とも呼ばれる。「」を意味する英語の「paper」やフランス語の「papier」などは、パピルスに由来する[1]。ただし、パピルスは一度分散した繊維を絡み合わせ膠着させて薄く平らに成形したものではないため、狭義のではない[2]


  1. ^ 大沢 1978, p. 58.
  2. ^ 大沢忍『パピルスの秘密 復元の研究』みすず書房、1978年、25-26頁。 
  3. ^ Houston, Keith, The Book: W. W. Norton & Company, 2016, pp. 4–8 excerpt A Cover-to-Cover Exploration of the Most Powerful Object of our Time
  4. ^ Ayn Sukhna and Wadi el-Jarf: Two newly discovered pharaonic harbours on the Suez Gulf|journal=British Museum Studies in Ancient Egypt and Sudan|last=Tallet|first=Pierre|volume=18|year=2012|pages=147–68|issn=2049-5021|url=https://www.britishmuseum.org/PDF/Tallet.pdf
  5. ^ H. Idris Bell and T.C. Skeat, 1935. "Papyrus and its uses" (British Museum pamphlet). webarchive https://web.archive.org/web/20131018121945/http://www-user.uni-bremen.de/~wie/Egerton/BellSkeat2.html 2024年1月15日閲覧
  6. ^ 大沢 1978, p. 73.
  7. ^ ワフィーカ・ノスヒー・ワフバ原著、青木彩香訳「パピルス紙の製造に関する諸説とパピルス紙の保存処置」『エジプト学・文化財研究セミナー』2015年、178頁。 
  8. ^ 大沢忍『パピルスの秘密 復元の研究』みすず書房、1978年、51-52頁。 
  9. ^ 大沢 1978, pp. 26–27.


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