今治商工会議所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/05 14:15 UTC 版)

今治商工会議所(いまばりしょうこうかいぎしょ、英: Imabari Chamber of Commerce and Industry)は、主に愛媛県今治市内に事業所をおく企業・団体で運営されている商工会議所。
概要
1902年に今治商工会として設立された。愛媛県では松山商工会議所に次ぐ歴史を持っている[1]。3千を超える会員数があり、組織率は50%を超えている[1]。
今治市内には今治商工会議所と共に商工会が存在しており、今治商工会議所は、旧今治市・旧朝倉村・旧玉川町・旧関前村を地区としている。商工会では今治市の旧大西町・旧波方町・旧菊間町を地区とする越智商工会、今治市の旧吉海町・旧宮窪町・旧伯方町・旧上浦町・旧大三島町を地区とするしまなみ商工会が組織されている。
所在地
- 愛媛県今治市旭町2丁目3-20
- 今治地域地場産業振興センターと隣接している。
沿革
- 1902年(明治35年)
- 5月 - 「今治商工会」創立。
- 11月 - 今治築城・開町300年祭を主催。
- 1929年(昭和4年)
- 7月 - 県令61号が発布、商工会の規則改正。
- 12月 - 商工会存続認可。
- 1935年(昭和10年)11月 - 「今治商工会議所」設立[2]。
- 1941年(昭和16年)4月 - 広小路に今治商工会館を建設。
- 1943年(昭和18年)3月 - 商工経済会法が公布。戦時下、愛媛県商工経済会今治支部として活動。
- 1945年(昭和20年)8月 - 今治空襲で商工会館が焼失。
- 1946年(昭和21年)12月 - 社団法人今治商工会議所設立認可。
- 1950年(昭和25年)6月 - 国民金融公庫からの融資斡旋を開始。
- 1953年(昭和28年)
- 2月 - 商工会館が類焼。
- 8月 - 新「商工会議所法」が公布。株式会社今治商工会館を設立。
- 1954年(昭和29年)4月 - 今治商工会館が落成。
- 1955年(昭和30年)10月 - 第1回みなと祭りを挙行。
- 1959年(昭和34年)12月 - 失業保険事務組合が認可。
- 1960年(昭和35年)
- 3月 - 商工会館別館が落成。
- 10月 - 小規模事業経営改善普及事業を開始。
- 1972年(昭和47年)10月 - 特定退職金共済制度を実施。
- 1975年(昭和50年)2月 - 大西町が今治商工会議所地区から分離。
- 1976年(昭和51年)11月 - 今治商工会議所生命共済制度がスタート。
- 1981年(昭和56年)3月 - 波方町が今治商工会議所地区から分離。
- 1985年(昭和60年)2月 - 新今治商工会館、今治地域地場産業振興センターが竣工。
- 1987年(昭和62年)10月 - 今治商工会議所経営者年金制度が発足。
- 1998年(平成10年)8月 - 第1回「今治市民の祭りおんまく」開催。
- 2000年(平成12年)10月 - ホームページ開設。
- 2005年(平成17年)3月 - 今治商工会議所の地区変更で旧関前村を編入。
- 2006年(平成18年) - 四国タオル工業組合(現:今治タオル工業組合)・今治市と連携し、「今治タオルプロジェクト」を開始[3]。
- 2007年(平成19年)9月 - 四国タオル工業組合と共にタオルソムリエ資格試験を開始[4]。
- 2009年(平成21年)8月 - いまばり博士検定を開始[1]。
- 2016年(平成28年) - 今治企業情報サイト「ハタラク」を開設[1]。
- 2020年(令和2年)1月 - やまなみ街道としまなみ海道沿線の4商工会議所(松江・尾道・今治・松山)の連携事業として「やまなみ・しまなみ観光展・個別商談会」を開始[1]。
部会
- タオル
- 繊維加工
- 工業
- 建設
- 造船
- 卸売業
- 商業
- 運輸
- 金融専門
- 観光サービス
役員
主要役員
2025年6月28日現在。
氏名 | 出身 | 備考 | |
---|---|---|---|
会頭 | 檜垣幸人 | 今治造船株式会社 | |
副会頭 | 村上明弘 | 四国溶材商事株式会社 | |
矢野暢生 | 山善株式会社 | ||
藤髙豊文 | 株式会社藤高 | ||
山本敏明 | 西染工株式会社 |
脚注
参考文献
- 今治商工会議所(2013)『今治商工会議所 10年の歩み(2003~2012)』
- 今治商工会議所(2003)『今治商工会議所百年史』
外部リンク
座標: 北緯34度3分41.8秒 東経132度59分58.8秒 / 北緯34.061611度 東経132.999667度
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