事件の真相と笑の過去
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 08:44 UTC 版)
「四重奏ゲーム」の記事における「事件の真相と笑の過去」の解説
演奏会を終え、制服に着替えた一同は笑がいないことに気付く。校長に、曲目変更の件を訊ねる伊集院。そこへ類たちが「話があります」と声をかけた。同時刻。笑はレッスン室にある人物を呼び出していた。「「虹」の楽譜を博物館に返してください!」と訴える、笑。エリザベートとの会話を聞いた際、初めは何の事か分からなかったがあのアンケート用紙を見て、すべてを知った事を告げた笑。この計画の首謀者は、神田だったのだ。神田は笑がドイツ語を理解している事を知り、「うかつだったな」と返した。実は小2まで、ドイツで暮らしていた笑。語り始める神田。この計画のすべてが始まったのは、失踪した小池の陰謀からだった。 神田の回想。「ばかを言うな そんな計画が上手くいくと思っているのか?」と告げる神田。小池は神田が学生時代からステラ(エリザベート・シュテルン)と組んで、楽器の密輸などの悪事に携わってきた事を持ち出して脅迫してきたのだ。 楽譜を見せる、小池。「ただし 一枚抜いてある 君のパートナーの名前を裏に書いて隠してあるのさ」と10枚ある楽譜のうち、1枚をコピーして「抜け駆けされないようにするための保険」と告げた、小池。「分かった あとで連絡する…」 笑に殺したのかと問われ、直接手を下してはいないと返した。4人の見事な連係プレーで、今回のオークションが失敗に終わり、「ああも見事なまでに ぶちこわしてくれて…」と告げる神田に、涙目で「どうしてこんな事を…」と、尊敬していた恩師の犯行を責める笑。笑から「自首してください」と泣きながら訴えられるが、「自首はしないよ」とオークションはやり直せる事を告げ、笑を殺そうとする神田。抵抗され、突き飛ばされたはずみで頭を打ち気絶した笑。神田の手は、笑の首へ。 同じ頃。類・妙子・孝純は、伊集院に楽譜の事を訊ねるが、「知らないよ」と告げられた。伊集院は一同に「日本の収集家がシューベルトの未発表楽譜を入手したらしい」という噂がある事を話し、(それって(学校創立者の)芳野?)と思う3人。「私の紹介だと言ったのは 一体誰なんだい?」と聞かれ真犯人が神田だと気付いた妙子と孝純。笑が危ない事を悟る、類。レッスン室に駆けつけた一同。そこには、誰もいなかった。伊集院から手分けして捜すよう告げられた3人。机の上には、飛行機の時刻表が。妙子は1時間前に、守衛が笑を乗せた神田の車が出て行ったのを目撃している事を告げた。類が机の上にあった飛行機の時刻表を見つけた事を告げ、「あいつ 海外に逃げるつもりだよ!」と告げた。笑が「助手席でグッタリしていた」と守衛から聞き、「まさか…」と青ざめる妙子。その場に倒れかける、伊集院。「…笑に…あの子に…もしもの事があれば私は…」と顔色が変わる、伊集院。神田に連れて行かれた笑を助けるため、車を走らせる伊集院。助手席の類は、伊集院に笑との関係を問うと、彼は「…娘なんだ 私のたったひとりの…」と親子である事を告げた。 一方、学校で教師や警察に通報していた孝純は、突然いなくなった妙子に憤慨していたが、妙子が高等部の友人から借りたバイクに乗って現われ、「乗って あたし達も追うわよ!」と孝純にヘルメットを渡す。後部座席に乗り、バイクを走らせる妙子に孝純は「お前って めちゃくちゃカッコイー!ほれたぜ!」と告白。突然の告白に、驚く妙子は顔を赤らめ「そんな事言ってる場合!?」と告白には答えず「飛ばすわよ!」と一喝。成田空港に到着した、伊集院と類。そして、妙子と孝純。 空港の駐車場に停まっている、神田の車を発見。助手席にいる笑を救出し、懸命に呼びかける一同。ようやく目を覚まし、伊集院から「笑 分かるか?」と声をかけられ、泣きながら「パパ…!」と抱きつく笑。安心する3人。 一方、機上の人となった神田は(オレの負けだ 最後にとどめを刺す事ができなかった…)と心の中で、笑に別れを告げ海外へ逃亡した。
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