主な将軍・貴族など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 17:14 UTC 版)
「アルスラーン戦記の登場人物」の記事における「主な将軍・貴族など」の解説
ボードワン 声 - 青山穣 モンフェラートと並ぶギスカールの腹心の部下で、ルシタニアでは数少ない大軍を指揮できる将軍。ギスカールの切り札の一枚。ルシタニアの先発隊を率いてパルス軍と戦ったが、キシュワードによって討ち取られる。 モンフェラート 声 - 斧アツシ ルシタニアで最も高潔な騎士として知られる。ルシタニアでは数少ない大軍を指揮できる有能な将軍であり、ボードワンと並んでギスカールの腹心の将軍。ルシタニア人ではあったが、神の名の元に異教徒を殺戮・略奪することには懐疑的である。聖堂騎士団に属していた弟を銀仮面卿によって斬殺される。ギーヴによって討ち取られる。 バラカード ルシタニアの将軍でボードワンの副将格。トゥースの鉄鎖に顔面を砕かれ戦死する。 ファン・カリエロ ルシタニアの将軍。男爵。モンフェラートの腹心。敗北後、生死不明。 ゼリコ ルシタニアの将軍で子爵。国王殺害未遂犯となっていたイリーナ姫を救出したヒルメスが王都を離れる際、爵位の昇進をちらつかされてその追撃部隊の指揮官に任命されるが、ザーブル城に向かう途中で待ち伏せしていたサームによって討ち取られる。 ルトルド ルシタニア屈指の大貴族で侯爵。狂信的な言動をもてあましたギスカールに実質的に追放され、ダイラム地方に私兵300騎を持って侵攻する。第2部では、パルス語が話せないために身元不明のルシタニア人として、ルージ・キルセ(紅い僧院)の街の牢に収監されていた。エステルにより牢から解放されるも暴走し、彼女に瀕死の重傷を与える。その後パリザードに襲い掛かるも、ドン・リカルドにより殺される。 バルカシオン 声 - 石原凡 ルシタニアの将軍で伯爵。60歳に近い老人。一人の人間としては尊敬に値する人物(ギスカール談)。聖マヌエル城の守備を任されるが、元々はルシタニア国立図書館の館長で、武将というよりは文官に向いていた。エステルの祖父とは旧知であり、彼女の後見役を引き受ける。突然の遭遇戦の際に判断が遅れ、聖マヌエル城へのパルス軍の侵入を許してしまう。落城の際、塔から飛び降りて自殺する。 クレマンス 声 - 中田和宏 ルシタニアの将軍。赤ひげの偉丈夫。まじめで信心深く、同じイアルダボート教徒に対しては親切で公正で気前が良く「正義の人クレマンス」と呼ばれたが、異教徒には徹底して残忍。チャスーム城の守備を任され、一時はパルス軍に対して攻勢に出る。しかし、ナルサスの詭計に嵌り、ダリューンによって討ち取られた。 プレージアン ルシタニアの将軍。伯爵。単純かつ無思慮な性格。サルハード平原の戦いで右翼の増援部隊の指揮を任される。猪突猛進な戦い振りで、一時はパルス軍を押し返すが、突如現れたアルスラーン率いるパルス軍によって逆撃にあい、ダリューンによって討ち取られる。 ペデラウス ルシタニアの有力な将軍で騎士団長。伯爵。味方に対しても残虐な性格で、異教徒に対しては残酷さを自慢するほどの暗愚な人物。エクバターナにて立ち小便している時に怪死する(魔道師アルザングの仕業)。その死を憐れむ部下は誰一人としていなかったが、ボダンは報復に異教徒1万人を火刑にせよと主張し、占領政策に腐心するギスカールと対立する。 ロレンソ ルシタニアの貴族。侯爵。乗馬に黄金の鎖甲を着せ、自らも宝石や装飾品が多数付いた軍装をしていた。イスファーンによって自慢の甲ごと槍で突かれ戦死する。 オルガス ルシタニアの宮廷書記官。ギスカールの元で実務の処理にあたる。ルシタニア人には数少ない有能な文官らしいが、武芸はからきしで、最下級の兵士にも劣る。第二次アトロパテネ会戦にてダリューンによって捕らえられ、ギスカール捕縛の原因となる。
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