主な対外活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 23:37 UTC 版)
秩父宮記念山岳賞 1998年(平成10年)に創設。登山が好きで山に造詣が深かった秩父宮雍仁(やすひと)親王およびその妃の事跡を記念するために設けられた賞。対象は「登山活動の分野と山に関する文化的活動および学術的業績の分野において顕著な活動もしくは業績のあった個人またはグループ」とされ、現在は会員に限定されない。受賞者の表彰式は毎年、日本山岳会年次晩餐会で行われ、受賞者には表彰状および副賞が授与される。第1回の受賞は薬師義美(日本山岳会京都支部副支部長、大谷高校教諭)による『新版・ヒマラヤ文献目録』の作成とヒマラヤ関係著作翻訳書の刊行と三枝礼子(日本山岳会会員、翻訳家)による『ネパール語辞典』の編著に対するもの。 海外登山助成金(旧海外登山基金) 1989年(平成元年)に創設。海外登山の振興を目的に、海外登山を計画する個人・団体(外国隊は当面対象としない)に助成をする。対象は会員に限らない。最初の助成対象となったのは1990年(平成2年)の日本山岳会東海支部(日中友好天山山脈雪蓮峰登山隊)と日本山岳会青年部・高所登山委員会(日本山岳会第1次パミール登山隊)。これまで厳格な審査を通して、先鋭的な登山隊に交付されてきた。 雪山天気予報 気象遭難防止を目的とした冬山の天気予報を配信する事業で2008年(平成20年)末から始まったサービス。北アルプス(北部・南部)と八ヶ岳のエリアを対象に、冬期は正月を挟んで約1カ月、春期はゴールデンウィークを中心に無料で配信。期間中は登録されたメールアドレスに毎日発信される。会員でなくても利用可能である。携帯電話の使用が可能であれば、登山中でも受信できる。気象予報士は猪熊隆之(株式会社ヤマテン 代表)。登録用アドレス:http://www.everest.jp/jacweather/ 登山道調査 日本山岳会と国土交通省国土地理院側図部が協定を結んで行われる「国土地理院が整備する地図における登山道情報の正確性を維持 ・向上させることにより、登山者等の安全性向上に資することを目的とする」(登山道情報の交換に関する協力協定書第1条)取り組み。会員が各自の責任で行った登山中に得た登山道情報を日本山岳会に送り、会はそれを整理・保管し、定期的に国土地理院に提供する。国土地理院で確認後、電子国土基本図に反映させる。
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