文化的活動
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「フアン・デ・パラフォクス・イ・メンドーサ」の記事における「文化的活動」の解説
パラフォクスは大量の文筆活動を行った。内容はキリスト教関係のもの以外に詩、政治、歴史、回顧録、法律文書など多様なものがある。そのいくつかは1700年ごろに禁書目録に入れられた。 著書のうち『タルタル人のチナ征服史』(Historia de la conquista de la China por el Tartaro)は没後に遺稿をもとに1670年に出版され、フランス語にも翻訳された。マルティノ・マルティニの『だったん戦争記』とならぶ、明清交替を扱った著作として知られる。中砂によるとマカオで書かれたイエズス会の文書を利用している。 パラフォクスはプエブラにセミナリオ・サン・フアン、コレヒオ・サン・ペドロ、コレヒオ・サン・パブロという学校を設立した。彼のもとでプエブラ大聖堂 (Puebla Cathedral) が完成した。 パラフォクスがコレヒオに寄贈した図書をもとに18世紀に成立したプエブラのパラフォクシアナ図書館は、南北アメリカ最古の公共図書館として2005年にUNESCOの世界の記憶に登録された。 彼は聖職者が先住民の言語を学ぶことを奨励したが、熱心な宗教心によってアステカ文明ほかの遺物を偶像として破壊した。
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