中央橋_(飯山市)とは? わかりやすく解説

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中央橋 (飯山市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 14:59 UTC 版)

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中央橋
基本情報
日本
所在地 長野県飯山市
交差物件 千曲川
用途 道路橋
路線名 国道403号
管理者 長野県北信建設事務所
着工 1951年度(昭和26年度)(初代永久橋)[1]
2009年度(平成21年度)(2代目永久橋)[2]
開通 1956年(昭和31年)11月28日(初代永久橋)[3]
2014年(平成26年)12月14日(2代目永久橋)[4]
座標 北緯36度51分9.6秒 東経138度22分9.5秒 / 北緯36.852667度 東経138.369306度 / 36.852667; 138.369306 (中央橋)
構造諸元
形式 4径間連続エクストラドーズド桁橋[5]
材料 PC
全長 365.000 m[2]
15.500 m[2]
最大支間長 121.500 m[2]
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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中央橋(ちゅうおうばし)は、長野県飯山市千曲川に架かる国道403号の橋長365 m(メートル)のエクストラドーズド橋

概要

本橋は、長野県内の道路橋では初めてとなる、エクストラドーズド橋である。飯山市の中心部に位置し、夏に下流側で花火大会が開催され、飯山市のシンボルとなることから景観に優れるエクストラドーズド橋を採用した[5]

計画評議会の要望を踏まえ、主桁に変断面を採用することで端部の箱桁高を1.8 mと低く抑え、すり付け区間長を短縮した。また、豪雪地であることから道路を横断する横梁を持たず、凍結が憂慮される鋼床版を回避しコンクリート橋とした[5]。新橋は施行期間が千曲川の非出水期である11月から3月までの5か月間に限られていたため、張り出し架設工法を採用し、非出水期においても施工できるようにした[5]

新橋でも、風雪防止のために中央部によしずが歩道に張られている[5][6]

[2]

旧橋の諸元

中央橋旧橋

[3]

歴史

右岸から見た中央橋。

永久橋の架橋以前は飯山下舟橋という桁橋であった[3]。地域住民の悲願により1956年(昭和31年)に永久橋として中央橋が開通した。優美なランガー橋は地域のランドマークになっていた[1]。1971年(昭和46年)には歩道橋が加えられた[3]

2008年(平成20年)に、中央橋架け替えの声の高まりの声を受けて、飯山市が長野県に上流への架け替えを提言した。提言書では、可能な限り桁高を抑え、景観や生活環境に配慮した上で、関係者と十分な協議を行い速やかな供用を求めた[7]

2014年(平成26年)に上流側30 mに新橋が架橋され、取り付け部と合わせた延長815 mが供用された。新橋の供用により、上弦の雪庇による落雪がなくなり、右折車線・広い歩車道が設置され交通が円滑になり、橋桁下が高くなることで安全な洪水流下が可能になった[2][8]

新橋の完成後、2015年(平成27年)10月から旧橋の解体が行われた[1]

周辺観光地

[9]

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ a b c d 東西の文化と人々をつないだ 中央橋 (PDF)”. 市報いいやま No.677. 飯山市. pp. 8, 9 (2015年11月15日). 2020年7月5日閲覧。
  2. ^ a b c d e f (国)403号 飯山市 中央橋架替(社会資本整備総合交付金(道路)事業他) (PDF)”. 北信建設事務所道路事業による整備効果. 長野県. 2020年7月5日閲覧。
  3. ^ a b c d 中央橋(旧・飯山下舟橋)”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2020年7月5日閲覧。
  4. ^ a b 飯山の未来に架かる橋 新中央橋が開通しました (PDF)”. 市報いいやま No.667. 飯山市. p. 4 (2015年1月15日). 2020年7月5日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 中央橋の架け替え計画 (PDF)”. 土木学会第65回年次学術講演会(平成22年9月). 土木学会. 2020年7月5日閲覧。
  6. ^ 北信州の冬の風物詩「よしず張り作業」を下高井農林高校と長野県が協働で実施します (PDF)”. 長野県北信建設事務所維持管理課管理係 (2019年11月5日). 2020年7月5日閲覧。
  7. ^ 協議会が上流架け替え案を県へ提言 (PDF)”. 市報いいやま No.585. 飯山市. p. 2 (2008年2月15日). 2020年7月5日閲覧。
  8. ^ 信州みちビジョン (PDF)”. 長野県 建設部. p. 39 (2018年3月). 2020年7月5日閲覧。
  9. ^ 中央橋 (PDF)”. 土木のお宝. 長野県北信建設事務所整備課. 2020年7月5日閲覧。

外部リンク




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