栄橋_(佐久穂町)とは? わかりやすく解説

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栄橋 (佐久穂町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:30 UTC 版)

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栄橋
基本情報
日本
所在地 長野県南佐久郡佐久穂町高野町
交差物件 千曲川
用途 道路橋
路線名 長野県道437号大張北岩水線
管理者 長野県佐久建設事務所
設計者 中島武
竣工 1938年昭和13年)
開通 1938年(昭和13年)
座標 北緯36度9分49.7秒 東経138度29分11.9秒 / 北緯36.163806度 東経138.486639度 / 36.163806; 138.486639 (栄橋)
構造諸元
形式 ローゼ橋
材料 鉄筋コンクリート
全長 86.72 m
6.0 m
最大支間長 45.05 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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栄橋(さかえばし)は、長野県南佐久郡佐久穂町高野町の千曲川に架かる長野県道437号大張北岩水線の橋長86.72メートル (m) のローゼ橋

概要

栄橋の名はかつての南佐久郡栄村に由来する。佐久甲州街道(国道141号)と小海線羽黒下駅や武州街道(国道299号)を結ぶ役目を果たしている。土木学会選奨土木遺産に認定されている[1]

栄橋は最大支間長が45 mあり、戦前に架橋されたコンクリートローゼ橋の中で最も長い。中央のローゼ桁部は両端の桁部とがカンチレバーにより接続されている[1]

両岸に4本ある親柱は石張りの尖頭型で県内最大級である[1][2]

  • 形式 - 3径間RCカンチレバーローゼ桁+RC桁橋
  • 橋長 - 86.72 m
    • 支間割 - 20.81 m + 45.05 m + 20.86 m
  • 幅員 - 6.0 m
  • 設計者 - 中島武

[1][3]

歴史

1891年明治24年)11月に橋長104 m、幅員1.8 mの木橋として初めて架橋された[4]

1899年(明治32年)4月に橋長136 m、幅員3.6 mの 無補剛木吊橋および木橋としてかけ直される [5]1907年(明治40年)10月には鉄線吊橋となる[6]

度たびの水害のため、補修架け替えを強いられたことから、1938年昭和13年)に現在の永久橋が架橋された[7]

2002年度(平成14年度)に長野県内にある他の4橋[注釈 1]と共に、中島武設計のRCローゼ桁群として土木学会選奨土木遺産に認定された。

2012年度(平成24年度)に橋梁修繕に着手し、損傷が激しかった底板などを交換するなどの修繕が行われた[3]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

  1. ^ a b c d 信濃の橋刊行会 『信濃の橋百選』(初版)信濃毎日新聞社、2011年7月24日、20,21頁。ISBN 978-4-7840-7166-1 
  2. ^ 栄橋 (PDF)”. 土木のお宝. 長野県. 2020年8月22日閲覧。
  3. ^ a b 一般県道大張北岩水線佐久穂町栄橋(防災・安全交付金(修繕)橋梁補修事業) (PDF)”. 佐久建設事務所道路事業による整備効果事例. 長野県. 2020年8月22日閲覧。
  4. ^ 栄橋1891-11”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2020年8月22日閲覧。
  5. ^ 栄橋1899-4”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2020年8月22日閲覧。
  6. ^ 栄橋1907-10”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2020年8月22日閲覧。
  7. ^ 栄橋1938”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2020年8月22日閲覧。

関連項目

外部リンク




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