親沢橋とは? わかりやすく解説

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親沢橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 14:42 UTC 版)

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親沢橋
基本情報
日本
所在地 長野県北安曇郡小谷村千国乙
交差物件 親沢川
用途 道路橋
路線名 小谷村道
管理者 小谷村
設計者 中島武
竣工 1937年昭和12年)
座標 北緯36度45分17.7秒 東経137度53分48.9秒 / 北緯36.754917度 東経137.896917度 / 36.754917; 137.896917 (親沢橋)
構造諸元
形式 ローゼ橋
材料 鉄筋コンクリート
全長 28.8 m
5.5 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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親沢橋(おやざわばし)は、長野県北安曇郡小谷村千国乙の親沢川に架かる小谷村道の橋長28.8メートル (m) のローゼ橋

概要

土木学会選奨土木遺産に認定されている[1]

形式は、上部の横構のないポニー形式のローゼ橋である[1]

歴史

古くからの街道筋にあり、日本で大手橋に次いで2番目の1937年昭和12年)に架橋されたローゼ橋である[3]。完成から2年後の1939年(昭和14年)には対岸にある風張山が雪解けに伴って地すべりを起こして、土砂が大糸線を流出させ、姫川を堰き止めたが、土砂がかろうじて親沢橋の手前で止まったため崩壊を免れた[1][3]

道路法に伴って、国道148号に指定されるが、バイパス完成後小谷村道となった[1]

2002年度(平成14年度)に長野県内にある他の4橋[注釈 1]と共に、中島武設計のRCローゼ桁群として土木学会選奨土木遺産に認定された[1]

村道となって損傷が目立ち掛け替えも検討されたが、土木遺産認定を機に修復保存の声が高まり小谷村によって観光資源の活用の観点の下、補修復元工事が行われた[1][3]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ ほかの4橋は大手橋姫川橋 栄橋昭和橋

出典

  1. ^ a b c d e f g 信濃の橋刊行会『信濃の橋百選』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、初版、80, 81。ISBN 978-4-7840-7166-1
  2. ^ 小西純一, 水口正敬, 瀬川俊典「長野県の歴史的橋梁の現況について」『土木史研究』第20号、土木学会、2000年、 349-358頁、 doi:10.2208/journalhs1990.20.349ISSN 0916-7293NAID 1300040385812021年6月1日閲覧。
  3. ^ a b c d 落合一視, 小西純一「「近代土木遺産・親沢橋」の補修復元工事について (PDF) 」 『土木史研究 講演集』第25巻、土木学会、2005年、 177-184頁、 ISSN 13484346NAID 400071036082021年6月1日閲覧。

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