大手橋 (木曽川)とは? わかりやすく解説

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大手橋 (木曽川)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 05:18 UTC 版)

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大手橋
基本情報
日本
所在地 長野県木曽郡木曽町
交差物件 木曽川
用途 道路橋
路線名 木曽町道大手橋線
管理者 木曽町
設計者 中島武
竣工 1936年昭和11年)
開通 1937年(昭和12年)1月10日
座標 北緯35度51分3秒 東経137度41分54.6秒 / 北緯35.85083度 東経137.698500度 / 35.85083; 137.698500 (大手橋)座標: 北緯35度51分3秒 東経137度41分54.6秒 / 北緯35.85083度 東経137.698500度 / 35.85083; 137.698500 (大手橋)
構造諸元
形式 ローゼ橋
材料 鉄筋コンクリート
全長 34.3 m
5.5 m
最大支間長 34.0 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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大手橋(おおてばし)は、長野県木曽郡木曽町木曽川に架かる木曽町道の橋長34.3 m(メートル)のローゼ橋である。世界で初めて架橋された鉄筋コンクリートローゼ橋である。

概要

土木学会選奨土木遺産に認定されている[1]

[2]

歴史

江戸時代、木曽代官所が設置されたころに初代が架橋されたと推測されているが、詳細は不明。記録に残る最も古い架け替えの記録は、1703年元禄5年)、1706年宝永3年)などがある。江戸時代には繰り返し架け替えが行われていた。[要出典]

明治時代以降も、1886年(明治19年)、1913年大正2年)に架け替えられた。[要出典]

木曽川は当地付近では川幅が約30 mと狭く、橋脚を設置しないことが求められたが当時広く用いられたトラス橋日中戦争のため、鋼材の入手が困難になっていた。そこで、設計者の中島武は鉄筋コンクリートによるローゼ橋が判断し、1936年(昭和11年)に世界で初めてとなる鉄筋コンクリートローゼ橋である現在の大手橋が完成し、1937年(昭和12年)1月10日に開通した。これは日本で初めてのローゼ橋でもあった[1]

1970年(昭和45年)、床版補強工事が行われ、 重量制限が6トンから14トンになると共に、[要出典]歩道橋が設置された[1]

2002年度(平成14年度)に長野県内にある他の4橋[注釈 1]と共に、中島武設計のRCローゼ桁群として土木学会選奨土木遺産に認定された[1]

2006年度(平成18年度)に補修工事が行われた[1]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ ほかの4橋は姫川橋親沢橋昭和橋栄橋

出典

  1. ^ a b c d e 信濃の橋刊行会『信濃の橋百選』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、初版、104, 105。ISBN 978-4-7840-7166-1
  2. ^ 小西純一, 水口正敬, 瀬川俊典「長野県の歴史的橋梁の現況について」『土木史研究』第20号、土木学会、2000年、 349-358頁、 doi:10.2208/journalhs1990.20.349ISSN 0916-7293NAID 1300040385812021年10月21日閲覧。

関連項目

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