下宿「ひだまり」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 09:45 UTC 版)
岸本 かすみ(きしもと かすみ) 主人公。叔母の管理する下宿「ひだまり」に居候し、県立明条高校に通い、入学後最初の試験で満点を取るなど成績も良く、コミック・ドラマではテニス部、アニメでは陸上部に所属。おばの千草の甥にあたる村木克彦と長年付き合っているが、ひょんなことから下宿の風呂場で鉢合わせして以来、最初は反発するも、次第に勇作の存在が気になり始める。 高杉 勇作(たかすぎ ゆうさく) 副主人公。下宿「ひだまり」3号室の住人。岸本かすみのクラスメートで、応援団に所属。一生懸命な人間を応援するのが好きな根っからの応援団気質。小柄だが空手が得意で、かすみ同様試験でも満点を取る。野球部にセンターのレギュラー・赤松の練習試合での怪我で助っ人で参加したときは、野球の初心者ながら飲み込みが早く、俊足と強肩で1番打者として活躍した。原作では助っ人部員であり、地区予選終了後は応援団に戻っている。アニメではその後野球部に入部することになる。 有山 高志(ありやま たかし) 下宿「ひだまり」2号室の住人。体が大きく陽気で人当たりがよい男で、明条高校サッカー部のゴールキーパーを務める。関圭子に片思い。巨漢だが運動神経が良く、俊敏で強肩なところを買われ、勇作に引き抜かれて、一時野球部の助っ人捕手を務める。原作、アニメでは、圭子を巡って美樹本と殴り合いのケンカをしている(解決はせずにフェードアウトして完結)。 美樹本 伸(みきもと しん) 下宿「ひだまり」4号室の住人。長髪で眼鏡をかけた二枚目だが、かなりのスケベで趣味は天体望遠鏡を使ったのぞき。運動神経抜群で、あらゆるスポーツを難なくこなす。関圭子に片思いしており、圭子を追ってテニス部に入部するも、圭子の気を引くために彼女の兄・真人がキャプテンの野球部に自ら助っ人として参加し、4番・三塁手として活躍する。その後はテニス部に戻って圭子とダブルスを組んでいる。原作のスキー旅行のエピソードでは出発前夜、覗きをしていたが、相手の顔を見ようとした瞬間、入浴中の老婆を覗いていた事に気づき、ショックもあってか、木から落下、脚を捻挫している。 相戸 誠(あいと まこと) 下宿「ひだまり」1号室の住人。明条高校でかすみたちと同学年だが、牛乳瓶の底のような眼鏡をかけ、普段はどこで何をしているのかわからない謎の少年。同級生のかすみや勇作たちとも丁寧語で話す。一行がスキーに行くエピソードの際には、初心者の圭子にスキーを教えている。原作ではストーリーにあまり関与しない謎の存在だったが、ドラマ版では医学部を目指す秀才としてオリジナルエピソードが存在した。 退助(たいすけ) 高杉勇作が路上で“手持ちの全財産”(100円)をはたいて買ったネコ。名前の由来は旧百円札の図柄から。何故か、アニメでは、夏休み後のストーリーから最終回までの間、ほとんど登場する回はなかった。 水沢 千草(みずさわ ちぐさ) 岸本かすみの叔母。かすみの母の末の妹。夫に先立たれ、自宅を男子学生専用の下宿にする。 村木 克彦(むらき かつひこ) かすみの幼馴染でもあり恋人。千草の甥だが、亡夫の兄の息子であるため、かすみとの血縁は無い。親の仕事の関係でアメリカ暮らしの大学生で、容姿端麗、成績優秀、運動神経も良い好青年。夏休みにかすみへのプロポーズのために一時帰国するが、かすみの心の中で勇作の存在が大きくなっていることに気づき、プロポーズを封印して勇作に堂々とかすみを賭けた恋愛勝負を持ちかけるなど、大人の対応を見せる。アニメでは、甲子園地区予選決勝戦に合わせたように帰国、中盤からは野球部の監督に就任する。
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