三重県立図書館の成立と大戦とは? わかりやすく解説

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三重県立図書館の成立と大戦(1939-1945)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/20 14:48 UTC 版)

三重県立図書館」の記事における「三重県立図書館の成立と大戦(1939-1945)」の解説

1880年明治13年)、官製三重県教育会発足しその後県内各郡に郡教育会設立されていった教育会附属図書館設け地域文化向上に貢献した三重県教育会三重県教育会図書館運営していたが、開館時期不明である。1916年大正5年)から1917年大正6年)頃には津公園にあり、その後津市丸之内本町通りにあった津商工会議所跡地移った図書館建物3階建て洋風建築で、1階書庫新聞閲覧室2階一般閲覧室充当されていた。 1933年昭和8年6月30日図書館令公立図書館職員令改正による図書館対す一般人認識向上などを受け、県立図書館設置求める声が高まり同年12月10日三重県議会図書館建設費55,000円を承認3年計画費用拠出することを決定した1937年昭和12年1月16日文部省三重県立図書館設立認可し同年4月三重県教育会館図書館から10,714冊を引き継いで事務所津市工芸学校跡に開設した。仮事務所津市愛宕町塔世川沿いにあった職員は尾鍋館長以下計11であった同年11月19日に「三重県立図書館則」が発布され、翌11月20日より閲覧業務開始した。なお、蔵書三重県立図書館寄贈した三重県教育会図書館この年閉館した1939年昭和14年5月官舎2棟のあった津市西裏(現・津市北丸之内)の塔世川沿いに2階建てのタイル張り図書館落成し7月20日業務開始した開館直前7月14日三重県中央図書館指定されている。貸し出し業務同年9月より開始した1940年昭和15年)には当時としては珍しい巡回文庫始め、尾鍋館長が自ら三重県内を踏破し郷土資料収集進めるなど、活発な活動展開した。また中央図書館指定受けて県内各図書館との結び付きができたことから、同年5月三重県図書館協会結成し読書普及職員研修推進した。 しかし第二次世界大戦による戦局の悪化に伴い三重県立図書館でも蔵書疎開踏み切らざるを得なくなり三重県立津中学校(現・三重県立津高等学校)の生徒奉仕により、津市近隣寺院などへ貴重書郷土資料疎開した。1945年昭和20年7月15日疎開終えて残った蔵書閲覧業務再開するも、7月28日夜の津空襲建物焼失19,000冊の図書失った疎開した図書焼失避けることはできず、残ったのは安濃郡安濃村来照寺など8か所に移したわずかな図書だけであった

※この「三重県立図書館の成立と大戦(1939-1945)」の解説は、「三重県立図書館」の解説の一部です。
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