レコ―ディング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 06:46 UTC 版)
「カンサス・シティ (曲)」の記事における「レコ―ディング」の解説
1964年のイギリスツアーと休日となった10月18日、ビートルズはメドレー「カンサス・シティ/ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ」のレコーディングを行なった。リハーサル時にマッカートニーにとって歌いにくいパートが存在していた。後にマッカートニーは、ジョン・レノンの「君ならもっと上手くできるはずだ」という言葉に励まされたと明かしている。2テイク録音され、テイク1がベストとされている。それぞれのテイクでジョージ・ハリスンのギターソロのフレーズが異なっている。本作のレコーディングで、ハリスンはグレッチの6122 Country Gentlemanを使用し、レノンは1958年製のリッケンバッカー・325カプリを使用した。プロデューサーのジョージ・マーティンによってピアノのパートが加えられているが、ルイソンはピアノのパートについて「レコードではほとんど認識できない」と述べている。10月26日にマーティンは、エンジニアのノーマン・スミスやトニー・クラークとともに、モノラル・ミックスとステレオ・ミックスを作成した。 マクドナルドは、ビートルズによるカバー・バージョンについて「ビートルズの最高のカバーの1つ」と評している。
※この「レコ―ディング」の解説は、「カンサス・シティ (曲)」の解説の一部です。
「レコ―ディング」を含む「カンサス・シティ (曲)」の記事については、「カンサス・シティ (曲)」の概要を参照ください。
レコ―ディング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 14:12 UTC 版)
「マザー・ネイチャーズ・サン」の記事における「レコ―ディング」の解説
本格的なレコーディングの前に、1968年5月にイーシャーにあるジョージ・ハリスンの自宅で、デモ音源が録音された。この時の音源は、2018年に発売された『ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム) 〈スーパー・デラックス・エディション〉』のCD3に収録された。なお、同日にデモ音源が録音された楽曲のうち、本作と「ブラックバード」はこのデモ音源を忠実に再現した楽曲となっている。 1968年6月11日の「ブラックバード」のリハーサル時に、マッカートニーはレノンやジョージ・マーティンと共にアレンジのアイデアを話し合い、そこでレノンは「とても良い感じのブラス・バンド」と提案し、マッカートニーも本作に対して4人編成のブラス・バンドを入れることを提案した。 1968年8月9日に本作のレコーディングが開始された。この日はマッカートニーがアコースティック・ギターを弾きながら歌うライブ演奏の録音作業が行われ、4トラック・レコーダーのトラック1にギター、トラック4にマッカートニーのボーカルが録音された。この日に録音されたテイクのうち、テイク2が1996年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』に収録された。なお、テイク3では「All day long I'm sitting singing song for everyone(一日中僕はみんなのために座って歌っている)」のフレーズのあとに「そしてこいつがそのひとりだ!」と歌い、テイク15ではジャズを彷彿させる歌唱法が用いられた。このうち、テイク15が『ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム) 〈スーパー・デラックス・エディション〉』のCD6に収録された。この日は25テイク録音されたが、マッカートニーは最後の2テイクのどちらが好みか決めかねていたという記録が残っている。 8月20日にベストとされたテイク24のトラック2と3に外部のミュージシャンによる管楽器の演奏が録音された。その後、別のテープにコピーしてテイク26を作成し、ブラスを収録した2つのトラックがトラック3にまとめられた。そこに部分的にダブルトラックになったボーカルや、曲のエンディングに追加されたギターの対位旋律、スタジオ内にあった本を叩く音が加えられた。曲の後半部分にスタジオの外の階段吹き抜けで録音されたバスドラムの音が加えられた。バスドラムはマイクを2階上に立てて録音され、コンクリートの壁に反響することで残響音が加えられた。 レコーディング終了後、マッカートニーは「ワイルド・ハニー・パイ」と「デモ」と題された楽曲のレコーディングを行なった。後者は未発表曲「エトセトラ」とされているが、マッカートニーが録音したテープを持ち帰ったことから、現在も未発表のままとなっている。また、レコーディング・エンジニアのケン・スコット(英語版)は、「レコーディングが終わった後、リンゴとポールが1人でレコーディングすることを嫌っていたジョンがスタジオに入ってきたんだけど、その瞬間その場の空気が凍り付いた」と語っている。
※この「レコ―ディング」の解説は、「マザー・ネイチャーズ・サン」の解説の一部です。
「レコ―ディング」を含む「マザー・ネイチャーズ・サン」の記事については、「マザー・ネイチャーズ・サン」の概要を参照ください。
- レコ―ディングのページへのリンク