ラテン語学校のカリキュラムとは? わかりやすく解説

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ラテン語学校のカリキュラム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/29 01:26 UTC 版)

ラテン語学校」の記事における「ラテン語学校のカリキュラム」の解説

ラテン語学校のカリキュラムは、おもに古典期作者と、一部中世作者による文章読解基礎置いていた。生徒たちは、正式な形式沿った書簡書き方である書簡作文法 (ars dictaminis)の原理をまず修得しなければならなかった。書簡作文法の教科書書き手たちは、生徒たち文法教える際に用いるべきテキストとしてラテン語文献リスト提示していることがよくあった。しかし、教科書テキストは、オリジナルそのままではないことも多く、しばしば、教訓譚を含むよう改変されたり、文法規則例示するように書き換えられていた。テキストは、寓話詩文形態をとることが多かった新入生は、簡単な基本的文法から学び始め徐々により難しラテン語読解進み、丸覚えする統語論マニュアル『Donatus』(4世紀文法学者Aelius Donatus作った文法書口語基本文法のみを扱った Ars Minor 段階)や、さらに進んだ用語集辞書を使うようになっていく。多く教師は、それぞれ様々な本を使用して教えていたが、最もよく使用され教科書は、『Doctrinale』であった。『Doctrinale』は、ラテン語の文法についての長詩であった。この教科書は、口語統語論数量修辞技法についての部分から構成されていた。この『Doctrinale』や、数多くの(さほど人気があったわけではない教科書は、「教科書カノン」と称される同様に生徒たち上級進んで本格的な書簡作文段階に入ると、より論理的実際的な正式な散文書簡作成焦点当てられる詩文は、ラテン語学修に役立つだけでなく、記憶力鍛え「真実」触れるものとして、しばしば教師が好む題材であった中世期には、古典期の詩は教材一部含まれいたものの、詩文はおもな学習素材ではなかった。しかし、ルネサンス期には、韻律法や文体修得するために、生徒たち大い古典期詩文学んだ。さらに、詩文学習は、しばしば概念や、単語分析内容含んでおり、ラテン語の文法修辞法より広い意味で学ぶ一環とも見なされていた。

※この「ラテン語学校のカリキュラム」の解説は、「ラテン語学校」の解説の一部です。
「ラテン語学校のカリキュラム」を含む「ラテン語学校」の記事については、「ラテン語学校」の概要を参照ください。

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