her majesty
「her majesty」の意味・「her majesty」とは
「her majesty」は英語の表現で、直訳すると「彼女の陛下」を意味する。主に女性の君主、特に女王を敬意をもって指す際に使用される。例えば、イギリスの女王エリザベス二世は「Her Majesty Queen Elizabeth II」と呼ばれる。この表現は、君主制をとる国家での公式な場や文書で頻繁に見られる。「her majesty」の発音・読み方
「her majesty」の発音は、IPA表記では/hɜːr məˈdʒɛsti/となる。IPAのカタカナ読みでは「ハー マジェスティ」となる。日本人が発音するカタカナ英語の読み方では「ハー マジェスティ」となる。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「her majesty」の定義を英語で解説
「Her Majesty」is a formal and respectful way to refer to a queen or a female monarch. For instance, Queen Elizabeth II of the United Kingdom is often referred to as "Her Majesty Queen Elizabeth II". This term is frequently used in official contexts and documents in countries with a monarchy.「her majesty」の類語
「her majesty」の類語としては、「her highness」がある。これは女性の王族、特に公女や王女を敬意をもって指す際に使用される表現である。また、「her royal highness」は女性の王族全般を指す際に用いられる。「her majesty」に関連する用語・表現
「her majesty」に関連する用語として、「monarchy」(君主制)、「queen」(女王)、「royal」(王室の)などがある。これらの用語は、「her majesty」が使用される文脈で頻繁に見られる。「her majesty」の例文
以下に、「her majesty」を使用した例文を10個提示する。 1. Her Majesty Queen Elizabeth II is the longest-reigning monarch in British history.(彼女の陛下エリザベス二世女王は、英国史上最長在位の君主である。) 2. The prime minister had an audience with Her Majesty.(首相は彼女の陛下と謁見した。) 3. Her Majesty's government announced a new policy.(彼女の陛下の政府は新たな政策を発表した。) 4. The ship is named after Her Majesty.(その船は彼女の陛下の名前がつけられている。) 5. Her Majesty's subjects are loyal to her.(彼女の陛下の臣民は彼女に忠誠を尽くしている。) 6. The palace is the official residence of Her Majesty.(その宮殿は彼女の陛下の公式の住居である。) 7. The ambassador presented his credentials to Her Majesty.(大使は彼女の陛下に信任状を提出した。) 8. The new bridge was opened by Her Majesty.(新しい橋は彼女の陛下によって開通された。) 9. The people celebrated Her Majesty's birthday.(人々は彼女の陛下の誕生日を祝った。) 10. Her Majesty's reign has seen significant changes in the country.(彼女の陛下の治世は、国内で大きな変化を見た。)ハー・マジェスティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/19 15:21 UTC 版)
「ハー・マジェスティ」 | ||||||||||
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ビートルズの楽曲 | ||||||||||
収録アルバム | 『アビイ・ロード』 | |||||||||
英語名 | Her Majesty | |||||||||
リリース | 1969年9月26日 | |||||||||
録音 |
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ジャンル | ||||||||||
時間 | 23秒 | |||||||||
レーベル | アップル・レコード | |||||||||
作詞者 | レノン=マッカートニー | |||||||||
作曲者 | レノン=マッカートニー | |||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | |||||||||
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「ハー・マジェスティ」(Her Majesty)は、ビートルズの楽曲である。1969年9月に発売された11作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『アビイ・ロード』に収録された。レノン=マッカートニー名義となっているが、ポール・マッカートニーによって書かれた皮肉が込められたミュージックホール調の楽曲。楽曲はマッカートニーのアコースティック・ギターの弾き語りで構成されており、他のメンバーは参加していない。前曲「ジ・エンド」の演奏が終了して14秒後に本作に移行するが、発売当時の曲目には表記されていなかった。これにより、本作が初の隠しトラックとされている[3]。
背景
曲名「Her Majesty」は「女王陛下」などを意味する英語。「陛下!」と国王に呼び掛ける場合は「your majesty」と言うが、呼び掛けない場合は「her majesty」と言う。
本曲では「Her Majesty=愛(いと)しの女王陛下」という意味。 「女王陛下を口説きたい」という歌詞[注 1]である。
マッカートニーは、小学生時代にも、エリザベス2世を題材にした作品を書いており、即位式を祝う行事の一環としてリヴァプール公共図書館が開催した作文のコンテストに応募した。応募した作品は、「1953年6月2日にウェストミンスター寺院で開催されるセレモニーをどれだけ楽しみにしているか」という内容で、マッカートニーはこの作品で賞を受賞し、この作品はリヴァプール公式図書館に保存されている[4]。
ジョン・レノンと本作について論じたトニー・マッカーサーは、1968年11月にマッカートニーとアルバム『ザ・ビートルズ』に関するインタビューを録音した際に、本作を初めて聴いたとしており、「ポールが僕のために弾いてくれた。実際には僕らがインタビュー・テープのレベル調整なんかをしていたときに」と語っている[4]。その後、1969年1月に行われたゲット・バック・セッションでも採り上げられており、トゥイッケナム・スタジオでマッカートニーが定期的にやっていた朝のピアノ練習時や、1月24日のアップル・スタジオでのセッション時にも本作をギターでも即興的に演奏された[4]。いずれのバージョンも、リリースされた音源で歌われているヴァース以外の歌詞は存在しない[4]。
レコーディングと配置
「ハー・マジェスティ」は、1969年7月2日にEMIレコーディング・スタジオのスタジオ2で、「ゴールデン・スランバー/キャリー・ザット・ウェイト」に先だってレコーディングされた[4]。8トラック・レコーダーのトラック1にアコースティック・ギター、トラック8にボーカルが録音された[4]。3テイクで録音されており、いずれも完奏しているが、テイク2のみ演奏し直している。
本作は当初、『アビイ・ロード』のB面の特徴となっているメドレー「ザ・ロング・ワン」の「ミーン・ミスター・マスタード」と「ポリシーン・パン」の間に位置していた[4]。7月30日に「ザ・ロング・ワン」に含まれる楽曲のレコーディングが完了したため、曲順を決めるための仮編集が行われ、本作もミックスが行われた。本作は「ミーン・ミスター・マスタード」の最後のコード[5]が鳴った後、ギターとボーカルは右側で流れ、それがだんだんと左寄りになり、曲の終わりには完全に左側に寄り、「ポリシーン・パン」に移行するという構成になっていた[4]。しかし、メンバー内で考えが変わったため、「ハー・マジェスティ」はメドレーから外れることとなった。これにより、「ポリシーン・パン」への移行の関係から、「ミーン・ミスター・マスタード」の最後のコードが取り除かれた。
メンバーはエンジニアに対して本作をメドレーから外し、マスターテープを破棄するように伝えていたが、EMIの「ビートルズが録音したものは何でも残しておくこと」のポリシーにより、とりあえずの形でテープの後ろに貼り付けられた[4]。翌日、メドレーのテスト・レコードがカッティングされ、最後に突如始まる「ハー・マジェスティ」を聴いたメンバーは、このまま残すことに決めた[4]。1969年9月のラジオ・ルクセンブルクのインタビューで、レノンは「最後にジョークかサプライズを持ってくるのが好きなんだ。『サージェント・ペパー』のエンディング[注 2]みたいにね。これもあの手のやつの一つ」と語っている[4]。なお、本作はメドレーの仮編集時にミックスされて以降、新たなミックスは作成されておらず、マッカートニーは「あれはほぼ成り行きのもの。実際のところ、僕らの活動全体がそんな感じだったから、それに相応しい結末だった」と語っている[4]。
本作は発売当初は隠しトラックの扱いを受けていたが、1987年のCD化以降は曲目に追加された。
備考
2002年6月のエリザベス2世女王戴冠50周年コンサートにおいて、マッカートニーが初めてこの曲をライブ演奏した[6][4]。
2009年10月にMTVネットワークスは音楽ゲーム『The Beatles: Rock Band』[注 3]の追加楽曲のダウンロード配信を開始。追加楽曲には本作も含まれており、こちらではアルバム収録時にカットされた最後のコードも含まれている。
2019年9月27日に『アビイ・ロード (50周年記念アニバーサリー・エディション)』が世界同時発売され、本作のセッション音源(第1テイクから第3テイクを繋いだもの)と本作がカットされる前の試作段階のメドレー「ザ・ロング・ワン (試作エディット&ミックス - 1969年7月30日)」(The Long One (Trial Edit & Mix - 30 July 1969))が収録されている[7][8][9]。
脚注
注釈
- ^ 和訳すると「女王陛下は素晴らしい娘。でも話すべき言葉を余り持っていない。女王陛下は素晴らしい娘。でも気まぐれだ。『本当に好きだよ』って言いたいがワインを嫌と言うほど飲まないと言えそうもない。でもいつかきっと僕のものにしてみせる。いつか僕のものに」という歌詞
- ^ 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の最終曲「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の演奏終了後、無音を挟んで犬にしか聴こえない高い音とお喋りで構成された「サージェント・ペパー・インナー・グルーヴ」なるトラックが収録されている。
- ^ ゲームソフト自体は2009年9月9日に発売された。なお、日本では未発売となっている。
出典
- ^ Everett 1999, p. 271.
- ^ Unterberger, Richie. Her Majesty - The Beatles | Song Info - オールミュージック. 2020年9月13日閲覧。
- ^ “Manna for fans: the history of the hidden track in music”. The Guardian. Guardian Media Group (2015年1月25日). 2022年1月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m Abbey Road 2019, p. 14.
- ^ Turner 2005, p. 195.
- ^ “ポール・マッカートニー、クィーン、オジー・オズボーン他、バッキンガム宮殿で女王即位50周年ライヴを行なう”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2002年6月5日). 2019年10月18日閲覧。
- ^ “ザ・ビートルズ、『アビイ・ロード』50周年記念エディション登場”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2019年8月9日). 2019年11月2日閲覧。
- ^ “THE BEATLES(ザ・ビートルズ)、9月27日リリースの『Abbey Road』50周年記念エディションより“Here Comes The Sun”新MVトレーラー映像公開”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード (2019年9月24日). 2019年11月2日閲覧。
- ^ “ザ・ビートルズ、『アビイ・ロード』50周年記念エディション全世界同時リリース決定”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2019年8月8日). 2019年11月2日閲覧。
参考文献
- Everett, Walter (1999). The Beatles As Musicians: Revolver Through the Anthology. Oxford University Press. ISBN 0195129415
- ハウレット, ケヴィン (2019). アビイ・ロード (スーパー・デラックス・エディション) (ブックレット). アップル・レコード.
- Turner, Steve (2005). A Hard Day's Write: The Stories Behind Every Beatles Song. New York: Harper Paperbacks. ISBN 0-06-084409-4
外部リンク
- Her Majesty - The Beatles
- ハー・マジェスティのページへのリンク