ハイパーストリートファイターII -The Anniversary Edition-
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「ストリートファイターII」の記事における「ハイパーストリートファイターII -The Anniversary Edition-」の解説
(2004年) システムは『スパII X』に準拠し、『II』から『スパII X』までの全シリーズ(下から順にNORMAL、DASH、TURBO、SUPER、SUPERXが選択、日本国外ではNORMAL、CHAMP、TURBO、SUPER、SUPERTの順)の最終バージョンにおけるキャラクターを使用できる(一部修正が入ったキャラクターもいる)。『スパII』『スパIIX』のキャラクターカラーは前作と同じで、『II'』『II' TURBO』のキャラクターカラーはオリジナルに準拠している。またキャラクターボイスは『II』(ノーマル)〜『II' TURBO』と『スパII』『スパIIX』の2種類で各仕様選択時に各々決定され、同様に攻撃を繰り出した際のヒット音やガード時の効果音、投げ技などの気合ボイス(『II' TURBO』以前で無言の場合はそれに準する)も先述の通りになる。ただし攻撃を繰り出した際の風切り音はスーパー以降の音に統一されている。また、キャラクター選択画面で『II' TURBO』以前を選択後の決定音は『II' TURBO』以前の音になるが、カーソル移動音は『スパII』以降のままである。 システム面以外での『スパII X』との相違点としてオープニングデモとキャラクターセレクト時のBGMが『スパII』時のものに戻されている。また顔合わせや勝利メッセージ画面の背景「SUPER」の文字が「HYPER」に変更されている。初代『ストII』のリュウステージにあった「風林火山」の看板が復活していたり、ケンステージのドラム缶が初代『ストII』同様の「ドラム缶2本と木箱4個」となっている。『II』のカラーは「ノーマル」と名称が付き、2Pカラー(『スパII』仕様の2Pと同じ色)も存在するが、ノーマル仕様の同キャラ戦は不可能。2Pカラーに関しては当時の配色となる(例:ガイルの場合は『II' 』の2Pカラー〈服装がオレンジ色に近い茶色〉と『スパII』の中パンチボタンのカラー〈服装が真茶色〉、バイソンの場合は『II' TURBO』の1Pカラー〈オレンジ色の服と赤色グローブ)と『スパII』の強パンチボタンのカラー〈『II' TURBO』よりも肌が濃い褐色と緑色グローブ〉が違うなど。なおこれらのカラー同士で対戦することは後述の仕様により不可能)。 CPU豪鬼の乱入は、乱入無しのものと同様にベガステージBGMとマントを羽織った状態にてCPUベガが現れ、「ROUND1 FIGHT!」コールがされた後に、CPU豪鬼が出現する(ただし、体力ゲージにある顔と名前は既に豪鬼のものになっている)。BGMは豪鬼のものに切り替わり、暗転が明けた時にはベガは既に仰向けに倒れている。 『II'』の2Pカラーと『スパII』の中パンチボタンカラーの同時選択および『II' TURBO』の1Pカラーと『スパII』の強パンチボタンカラーの同時選択は不可能である。またNORMALの1P、『II'』の1P、『II' TURBO』の2P、『スパII』の1Pと『スパIIX』準拠の『スパII』キャラクターの1Pカラーの同時選択、そしてNORMALの2P、スーパーの2PとX準拠のスーパーキャラクターの2Pカラーの同時選択も不可能である。 香港の国旗がイギリス統治時代の旗(香港旗)から中華人民共和国の国旗になった(1997年にイギリスから中国へ返還されたため)が、ザンギエフのものはソビエト連邦の国旗のままである(下記の『ウルトラストリートファイターII』からはロシアの国旗に変更)。 アーケード版『ストリートファイターII』シリーズの中で、唯一1本先取から3本先取までオペレーターが設定を変更できる。本作ではピンチ時のBGMがビハインド側にとって負けたら最終ラウンドになる場合でのみ切り替わる仕様となっている。なおリード側がそのラウンドを落としてもまだ次がある場合はリード側がピンチになってもBGMは切り替わらない。また両者共々最終ラウンドになる場合は従来通りどちらかが先にピンチになればBGMは切り替わる。 『スパII X』のシステムに準拠していることから、これまで『スパII X』を現役で稼働させていたゲームセンターのほとんどが、この『ハイパーII』に入れ替えている。 1人プレイ時の乱入可能状態の表示がこれまで「PUSH START」であったのが家庭用版移植作品同様の「PRESS START」に変更されている。 本作は日本国外版のみ通常のCPシステムII向けBボードでリリースされ、日本国内では主にリース用に使用されていた1枚基板タイプのCPシステムII(黒いケースで包まれており、フラッシュROMを使用)としてリリースされている。 タイトルロゴのカラーは初代『II』や『スパII』同様上から黄色〜赤色で「HYPER」は青い炎となっている。
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