ニグロイドとは? わかりやすく解説

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ニグロイド【Negroid】

読み方:にぐろいど

形態的特徴による人種三大区分の一。皮膚の特徴黄褐色から黒色頭髪縮れ、鼻は幅広いアフリカ‐ニグロイド・エチオピア人種・コイサン・ピグミー・メラネシア人など。類黒色人種ネグロイド。→コーカソイドモンゴロイド


ネグロイド

(ニグロイド から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/12 06:03 UTC 版)

ネグロイドNegroid)とは、身体的特徴に基づく歴史的人種分類概念の一つ。日本では一般に黒色人種黒人と同義に理解される。ドイツの人類学者ブルーメンバッハによって提唱された五大人種説に基づく。現在でも便宜的・慣用的、またしばしば政治的に用いられる。これに分類される人々の主要な居住地はサハラ以南のアフリカ大陸である。ラテン語のnigreos(ニグレオス、黒)に由来する。ニグロイドとも[注釈 1]


注釈

  1. ^ 戦前の日本では英語風の「ニグロイド」の訳語として「ニグロ人」という呼称も使われていた。例えば、1921年(大正10年)11月6日付の大阪毎日新聞掲載記事「船主と船員の争議頻発」では「…米国に航して亦ニグロ人を雇傭し更にスエズでアラビヤ人を雇替え…」との記述が見られる。

出典

  1. ^ 米山俊直『アフリカ学への招待』日本放送出版協会 NHKブックス 503 1986年6月 ISBN 9784140015032
  2. ^ 寺田和夫『人種とは何か』
  3. ^ a b 『日本人の顔 小顔・美人顔は進化なのか』 埴原和郎/著 講談社 1999年1月 ISBN 978-4-06-269048-5
  4. ^ a b 『勝ちにいくスポーツ生理学』 根本勇/著 山海堂 1999年9月 ISBN 978-4-381-10346-8
  5. ^ メルクマニュアル家庭版 60章 骨粗しょう症
  6. ^ a b 『黒人はなぜ足が速いのか』 若原正己/著 新潮社 2010年6月 ISBN 978-4-10-603663-7
  7. ^ 崎谷満『DNA・考古・言語の学際研究が示す新・日本列島史』(勉誠出版 2009年)
  8. ^ a b c ロナルド・シーガル著、設楽國廣訳『イスラームの黒人奴隷』明石書店 1993年9月 ISBN 9784750325675
  9. ^ Elias, Abu Amina (2016年1月4日). “Farewell Sermon: No one is superior to another except by good deeds” (英語). Daily Hadith Online. 2019年1月15日閲覧。
  10. ^ 保坂修司 (2020年7月22日). “アラブ世界に黒人はいるか、アラブ人は「何色」か、イスラーム教徒は差別しないのか”. ニューズウィーク日本版. 2020年7月25日閲覧。
  11. ^ a b c d 佐藤次高鈴木董『都市の文明イスラーム 』講談社現代新書―新書イスラームの世界史 1993年9月 ISBN 4061491628
  12. ^ イブン・バットゥータ、家島彦一、『大旅行記8』東洋文庫、平凡社
  13. ^ カブラルと対立したヴァリニャーノの記述による。松田毅一「南蛮史料の発見 よみがえる信長時代」 中公新書 1964,95-6頁
  14. ^ 高橋裕史『イエズス会の世界戦略』(講談社選書メチエ)、講談社、2006年.p34
  15. ^ 高橋同書、p/36
  16. ^ 高橋同書、p/35
  17. ^ 藤田みどり『アフリカ「発見」』岩波書店など
  18. ^ Bureau of Labor Statistics, U.S. Census Bureau Survey, May 1995.




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