腸腰筋とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > ヘルスケア > 筋肉 > > 腸腰筋の意味・解説 

ちょうよう‐きん〔チヤウエウ‐〕【腸腰筋】


腸腰筋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 13:32 UTC 版)

腸腰筋(群)
分類
所在分類: 骨格筋
支配神経: 腰神経叢
大腿神経
部位
体肢筋
下肢の筋
下肢帯筋
内寛骨筋
腸腰筋群
ラテン名
musculus iliopsoas
英名
Iliopsoas muscle

腸腰筋(ちょうようきん、英語: iliopsoas muscle)は腰椎大腿骨を結ぶ筋肉群の総称。腸骨筋大腰筋が関連している。内臓脊椎の間にあり、深部腹筋群とも総称され見えない筋肉の一つ。主に股関節を屈曲させる働きをするが、腰椎のS字型を維持する働きを併せ持つ。腹腔の後ろにあり、脊柱を前屈させる筋でもあるため「深腹筋」と呼ばれることもあり(とくにスポーツ選手やトレーナの間でよく用いられる)運動に非常に重要な働きをしている。これは腸腰筋が背骨から大腿骨にかけてを引っ張り上げるような形状で緊結しているためで、多くの筋肉の中でも唯一重力から身体を守るという役割をも果たしている。日本人黒人では、3倍ほど黒人の方が断面積が大きい[1]

1990年代中頃から、特に短距離走を始めとする瞬発系競技の選手や指導者らの間で盛んにこの言葉が用いられるようになった。言葉の流行には、1998年に日本記録(10秒00)を樹立した伊東浩司や彼のトレーニングに携わった高野進小山裕史らの影響が大きい。

腸腰筋はハムストリングスの主な拮抗筋であり、運動能力との相関が強い。短距離や跳躍の有力選手は腸腰筋が並外れて太いといわれ、400M走の五輪ファイナリストとなった高野進は日本人選手の一般水準の三倍程のサイズがあり速さの秘密として紹介されることがあった。

構成する筋肉

脚注

関連項目




腸腰筋と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「腸腰筋」の関連用語

1
寛骨筋 デジタル大辞泉
100% |||||

2
小転子 デジタル大辞泉
100% |||||

3
小腰筋 デジタル大辞泉
100% |||||

4
腸骨筋 デジタル大辞泉
100% |||||


6
大腰筋 デジタル大辞泉
94% |||||





腸腰筋のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



腸腰筋のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの腸腰筋 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS