トリウム (バンド)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 14:24 UTC 版)
トリウム Thorium |
|
---|---|
出身地 | ![]() |
ジャンル | デスメタル |
活動期間 | 1997年 - |
レーベル | RRS ダイハード・ミュージック プルッテン・レコード マイティ・ミュージック スピリチュアル・ビースト セレモニアル・レコード |
公式サイト | Official Facebook |
メンバー | |
旧メンバー |
|
トリウム(Thorium)は、デンマーク・コペンハーゲン出身のデスメタルバンド。同じデンマーク出身のメロディックデスメタルバンド、ウィザリング・サーフェイスとつながりの深いバンドであり、メンバー全員がウィザリング・サーフェイス在籍経験者であった時期も存在する。
略歴
1997年にデンマークの首都・コペンハーゲンで結成[1]。結成時のメンバーは、ミカエル・H・アナスン (Vo)、アラン・ヴェデブリンク (G)、モルテン・リーベルク (G)の3名で、フロリダ・デスメタルとスウェディッシュ・デスメタルを融合した音楽を演奏することを目的としていた[1]。なお、この3名はメロディックデスメタルバンド・ウィザリング・サーフェイスで活動するバンドメイトでもあった[注釈 1]。結成後、ヨナス・リンドブラッド (G)とイェスパー・イェンスン (Ds)が加入し、トリプルギター体制となる[1]。なお、ベーシストの加入は無く、他メンバーが兼任する形であった。
デンマークのインディペンデント・レーベルであるダイハード・ミュージックのサブレーベル・RRSより1stアルバム『Ocean of Blasphemy』をリリースしデビュー。この時もベーシストが不在であったため、アルバムのベース音源はリーベルクとヴェデブリンクが兼任している。なお、同アルバムのプロデューサーには、バーズムやエンペラーらノルウェイジャン・ブラックメタルの礎となった作品を手掛けたノルウェーのピッテンが起用され、ミキシングはヤコブ・ハンセン、マスタリングはテュー・マッドセンと、後にデンマーク・メタルシーンでレコーディング・エンジニアとして著名となる面々が担当している[1]。1stアルバムリリース後にリンドブラッドが脱退し、ツインギター体制に戻る。2002年に2ndアルバム『Unleashing the Demons』をリリース。ベーシストは引き続き不在で、リーベルクとヴェデブリンクが兼任した。また本アルバムは、親レーベルであるダイハード・ミュージックからリリースされている。2005年に、アナスンとヴェデブリンクが並行活動していたウィザリング・サーフェイスが解散し[2]、トリウムをメインとして活動することとなる。
2005年にデモテープ『Demo 2005』をリリースするが、それから間もなくリーベルクとイェンスンが脱退し、元ウィザリング・サーフェイスのカスパー・ボイエ・ラースン (B)とニコライ・ボー (Ds)、マルセル・レク (G)が加入[1]。初めて、パーマネントなベーシストが在籍することとなった。また、この時点のバンドメンバー5人が元ウィザリング・サーフェイスとなった[注釈 2]。2007年に1stシングル『Cast from Hell』を、2008年に3rdアルバム『Feral Creation』をマイティ・ミュージックからリリースした。しかし、3rdアルバムリリース後、アナスンを除くメンバー4人が次々と脱退し、アナスン1名となったバンドは活動休止状態に陥った[1]。
その後、長らく音沙汰がなかったが、2017年頃に活動を再開。メンバーには、JP・ストーム (G)、クレーン・マイヤー (G)、ペラ・カールソン (Ds)が加入[1]。ベーシストについては、再び不在となった。2018年には、4thアルバム『Blasphemy Awakes』をリリースしたが、ベースには元メンバーのラースンがゲストとして参加した。同アルバムは2019年にスピリチュアル・ビーストより日本盤がリリースされており、日本デビュー盤ともなった。なお、本作品のプロデューサーには、元ウィザリング・サーフェイスのヤコブ・グンデルが起用されており、元メンバーのヴェデブリンクもスタッフとして参加していた[3]。製作期間中に、アナスン、ヴェデブリンク、グンデルの間でウィザリング・サーフェイスについての話題が盛り上がり[注釈 3]、結果として2019年にウィザリング・サーフェイスは再結成を果たしている[3]。
4thアルバムリリース後、マイヤーとカールソンが早々に脱退。スペイン出身のホセ・クルーズ (G)とダニエル・プライスラー・ラースン (Ds)が加入、また不在だったベーシストとしてイェスパー・ニルスン (B)も加入した。
メンバー
現メンバー
- ミカエル・H・アナスン (Michael Hvolgaard Andersen) - ボーカル
- アルバム等では、MHAとクレジットされることが多い。また、担当楽器もVokillsと記載される。
- ウィザリング・サーフェイス等でも活動。
- JP・ストーム (Jens Peter Storm) - ギター
- ピッチ・ブラック、ドミナス、トンズなどでも活動。
- ホセ・クルーズ (Jose Cruz) - ギター
- スペイン出身。アイアン・ファイア、ピッチ・ブラックなどでも活動。
- イェスパー・ニルスン (Jesper Nielsen) - ベース
- セージズ・リサイタルのライヴメンバーとしても活動。
- ダニエル・プライスラー・ラースン (Daniel Preisler Larsen) - ドラムス
- トンズ、レッド・ワルシャワでも活動。
旧メンバー
- モルテン・リーベルク (Morten Ryberg) - ギター
- ウィザリング・サーフェイスでも活動。
- アラン・ヴェデブリンク (Allan Tvedebrink) - ギター
- ウィザリング・サーフェイス、ザ・キャンディデート、でも活動。
- ヨハン・アクセルソン (Johan Axelsson) - ギター
- ヨナス・リンドブラッド (Jonas Lindblood) - ギター
- スウェーデン出身。プテラオン、ティーターなどでも活動。
- マルセル・レク (Marcel Lech Lysgaard) - ギター
- ウィザリング・サーフェイスでも活動。
- クレーン・マイヤー (Kræn Meier) - ギター
- アーティレリー、ノミノン、サクリファイシャル、ピッチ・ブラックなどでも活動。
- トマス・ファガーリンド (Thomas Fagerlind) - ベース
- カスパー・ボイエ・ラースン (Kaspar Boye Larsen) - ベース
- ウィザリング・サーフェイス、ヴォルビートでも活動。
- イェスパー・"フロスト"・イェンスン (Jesper "Frost" Jensen) - ドラムス
- イニクイティーなどでも活動。
- ニコライ・ボー (Nikolaj "Niko" Borg) - ドラムス
- ウィザリング・サーフェイスでも活動。
- ペラ・カールソン (Perra Karlsson) - ドラムス
- スウェーデン出身。ノミノン、サファーなどでも活動。
ディスコグラフィ
- Ocean of Blasphemy (2000)
- Unleashing the Demons (2002)
- Checkpoint #4 (2003, Split)
- Demo 2005 (2005, Demo)
- Cast from Hell (2007, Single)
- Feral Creation (2008)
- Blasphemy Awakes (2018)
注釈
- ^ なおリーベルクは、1998年にウィザリング・サーフェイスを脱退したものの残るアナスンとヴェデブリンクは並行活動を継続した。
- ^ ただし、マルセル・レクを除くメンバーは2005年のウィザリング・サーフェイス解散時にメンバーであったが、レクについては1998年に短期間在籍したにとどまる。
- ^ アナスン、ヴェデブリンク、グンデルともウィザリング・サーフェイスのオリジナルメンバーであった。
脚注
外部リンク
「トリウム (バンド)」の例文・使い方・用例・文例
- 彼はそれらの植物をテラトリウムに植える前に、どう配置するかを決めた。
- 炭酸水素ナトリウムは酸溶液を中和するだ。
- 硬せっけん, ナトリウムせっけん.
- 重炭酸ナトリウム, 重曹.
- 炭酸ナトリウム.
- 塩化ナトリウム, 食塩.
- シアン化[青酸]ナトリウム.
- 水酸化ナトリウム, 苛性(かせい)ソーダ.
- 硝酸ナトリウム.
- 熱電子放出を増加させるために酸化トリウムで満たす
- ナトリウムは反応金属である
- 脂肪とナトリウムで低い食物と心臓病を伸ばすかもしれない他の成分について
- バルビツール酸塩として使用されるアモバルビタールのナトリウム塩
- ナトリウム利尿の、または、ナトリウム利尿に関する
- オリーブオイルと水酸ナトリウムからできた良質の固い石鹸
- 水酸化ナトリウムで扱われる、それを縮めて、染料のためにその光沢と親近感を増加させた綿の糸について
- ニトログリセリンが木材パルプの基とナトリウムまたは硝酸カリウムにおいて吸収されるダイナマイトのタイプ
- ブドウ球菌のペニシリン耐性種に起因する感染症を治療するのに用いられる(通常そのナトリウム塩の形で)ペニシリンのペニシリナーゼ耐性形(商標名Nafcil)
- 鎮静用のナトリウムソルトとしてまた痙攣を治療するために用いられる白くて無臭のかすかに苦い粉末であるバルビツール酸塩(商標名セコナール)
- 電流がナトリウム蒸気のチューブを通り抜けたランプは黄色の光を生じる
- トリウム_(バンド)のページへのリンク