タップ・デ・トリップ
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音声ガイド企画「タップ・デ・トリップ」は、耳をすませばモデル地や史跡など聖蹟桜ヶ丘周辺の10か所の付近でスマートフォンをかざすと音声ガイドで解説を聴けるという企画であった。 初めの「タップ・デ・トリップ」は多摩大学が企画したものだった。多摩大学は、地域観光振興プログラム「今昔ロケ地を巡り・学ぶ “タップ・デ・トリップ” 多摩プログラム」を企画・提案し、東京都地域資源発掘型実証プログラム事業の採択を受けた。このプログラムはスマートフォンでの解説やクイズによってモニターツアーを行うというもので、パシフィックコンサルタンツとの連携により実現した企画であった。2つのコースのうち桜ヶ丘コースは「耳をすませば」の参考となった風景や地域の歴史資源を訪ねて2014年2月22日に桜ヶ丘のまち歩きをするというコースであった。チラシによると「聖蹟桜ヶ丘駅周辺 スマホ必携 まち歩き」、「声優の本名陽子さんのガイドでまち歩き」、「あの映画によく似た風景に会いに来て」、参加者がマップを持ち音声ガイドを聞きながら思い思いに巡るモニターツアーであった。主催は東京都産業労働局観光部、企画は多摩大学、協力は多摩市、問い合わせ先は運営事務局のパシフィックコンサルタンツであった。同社はこのツアーの翌年に移転するまで聖蹟桜ヶ丘駅前に本社を構えていた。 2015年度から2017年度まで音声ガイド企画「聖蹟桜ヶ丘周辺まち歩き~タップ・デ・トリップ~」を実施した。多摩市経済観光課が主催し、せいせき観光まちづくり会議が受託した企画であった。音声は、耳をすませば関連ポイントでは本名陽子が担当し、史跡では多摩市教育振興課文化財係職員が担当した。コースは約2km・約2時間で、青春のポスト、いろは坂の階段、金毘羅宮、天守台、桜ヶ丘ロータリー、熊野神社、霞ノ関南木戸跡、観音寺、横溝八郎の墓、関戸古戦場跡の10か所を巡るものであった。音声ガイドは2015年7月20日から9月30日まで実施した。マスコットキャラクターは聖蹟★さくにゃんであった。また2016年度は7月16日から翌年1月31日まで実施した。この年度からマスコットキャラクターに「あらいぐまラスカル」と「赤毛のアン」が加わった。日本アニメーションと多摩市との協定(後述)により新登場した。撮影ポイント3か所でマスコットキャラクターと記念撮影が出来る仕様になった。2017年度は同年7月15日から翌年1月31日まで実施した。A4版4ページのパンフレットを制作し、聖蹟桜ヶ丘周辺まち歩きの地図や解説、アプリの使い方を掲載したほか、まち歩きクイズの出題、感想や写真のSNSへの投稿を推奨するメッセージを追加した。2018年度の聖蹟桜ヶ丘周辺まち歩きは、音声ガイドに替えてスタンプラリーになった。聖蹟★さくにゃんが消え、日本アニメーションのキャラクターを前面に押し出す企画に変わった(#日本アニメーションとの連携参照)。
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