ソナタ第30番とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 趣味 > ピティナ・ピアノ曲名 > ソナタ第30番の意味・解説 

ソナタ第30番


ハイドン:ソナタ 第30番(ウィーン原典版番号) ニ長調

英語表記/番号出版情報
ハイドン:ソナタ 第30番(ウィーン原典版番号ニ長調Sonate für Klavier Nr.30 D-Dur Hob.XVI:19 op.53-2作曲年1767年  出版年1788年  初版出版地/出版社Artaria 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Moderato8分00
2 第2楽章 Mov.2 Andante6分30秒
3 第3楽章 Mov.3 Finale: Allegro assai 3分00

作品解説

2009年8月 執筆者: 稲田 小絵子

1767年作品。Hob.XVI: 18および偽作とされているHob.XVI: 17と共に1788年出版された。
この作曲前年ハイドンエステルハージ侯爵家の楽長へと昇進し1770年代初めにかけての意欲的な創作期入ったところである。

第1楽章アレグレットニ長調4/4拍子ソナタ形式
付点リズム典雅な響きをもつ第1主題とは対照的に第2主題耳につくようなホ音連続から始まり、やがてアルペジオ伴奏による賑やかな雰囲気へと導く。この同音反復土台としての安定感前進力もたらす一方展開部短調転じたときには不安を煽る効果担っており、この楽章とりわけ特徴的な楽想となっている。

第2楽章アンダンテイ長調3/4拍子ソナタ形式
第1主題高音第2主題低音という音域使い分け特徴的再現部第1主題省略し推移部から開始するため、全体として低い音域での温かい音色活かした緩徐楽章となっている。最後から5小節目のフェルマータがついた和音では、即興的なカデンツァ想定される

第3楽章フィナーレ。アレグロ・アッサイ、ニ長調2/4拍子変奏的なロンド形式
主題左右の手によって交互に音を発し、まるで打楽器のように奏されるのが印象的。それは提示されるたびに変奏され、右手十六分音符によって主題旋律彩る。間に挟まれる2つエピソードそれぞれニ短調イ長調どちらも高音明る主題とは対照的に比較低音域を使うが、前者短調ユニゾン響き太さ出し後者長調は、オクターブトレモロによって激しさ表している。


「ソナタ 第30番」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ソナタ第30番」の関連用語

ソナタ第30番のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ソナタ第30番のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
社団法人全日本ピアノ指導者協会社団法人全日本ピアノ指導者協会
Copyright 1996-2024 PianoTeachers' National Association of Japan
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS