ソナタ 第31番とは? わかりやすく解説

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ハイドン:ソナタ 第31番(ウィーン原典版番号) 変イ長調

英語表記/番号出版情報
ハイドン:ソナタ 第31番(ウィーン原典版番号変イ長調Sonate für Klavier Nr.31 As-Dur Hob.XVI:46 op.54-3作曲年: -1788(1767-70?)年  出版年1788年  初版出版地/出版社Artaria 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro moderato8分30秒
2 第2楽章 Mov.2 Adagio8分00
3 第3楽章 Mov.3 Finale: Presto 3分00

作品解説

2009年8月 執筆者: 稲田 小絵子

1788年にHob.XVI: 44および45と共に出版された。作曲年代は確かではないが、様式的に1766年のHob.XVI: 45同時期あるいは70年頃と考えられている。
主題はどれも明朗で、全体として肩肘張らない雰囲気をもつ作品である。その一方展開部にしばしば現れる不安な、ときに激しさを伴う短調部分では、ハイドン60年代後半から70年初め頃の作品みられる興奮情熱といった感情表出的な特徴垣間見られる。また、この時期には稀な4つ調号をもつ調性下属調第2楽章ではさらに調号増える)や、フェルマータ多用休符による間、やや唐突な転調など、いくらか意外性内包し奥深さ示している。


第1楽章アレグロ・モデラート変イ長調4/4拍子ソナタ形式
やや大規模な楽章だが、適度な切り替えもたらすフェルマータと、トッカータのような勢いをもつパッセージによって、メリハリ与えられている。

第2楽章アダージョ変ニ長調3/4拍子ソナタ形式
ソナタ形式だが、再現部展開部と密接に絡み合い主調には戻るものの、再現というよりむしろ展開的に進行する第1主題は、バロック時代舞曲組曲含まれるサラバンドのような落ち着いた気品をもつ。

第3楽章フィナーレプレスト変イ長調2/4拍子ソナタ形式
フィナーレにふさわしい快速楽章主題2つとも十六分音符中心とした細かな動きで、最後まで勢い衰えずに進む。


ソナタ第31番


「ソナタ 第31番」の例文・使い方・用例・文例

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