セリン (鳥)とは? わかりやすく解説

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セリン (鳥)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/15 08:34 UTC 版)

セリン
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: アトリ科 Fringillidae
: カナリア属 Serinus
: セリン S. serinus
学名
Serinus serinus (Linnaeus, 1766)
英名
European Serin
Serinus serinus

セリン(Serine, 学名 Serinus serinus)またはヨーロッパセリン (european serine) はスズメ目アトリ科の小型の鳥である。

分布

ヨーロッパ南部から中央部、および北アフリカにかけて分布する。南部や大西洋沿岸部に住む種類は留鳥だが、北部の品種はヨーロッパ南部に向かって渡りを行う。 繁殖期外には群れを形成し、しばしばマヒワなど他のスズメ目と混成する。

分布状況 

中央ヨーロッパのセリンは、標高2000メートルから海岸沿いまでと幅広く棲息している。 スペインのセリンは、標高2500メートルの高度まで棲息している。ピレネー山脈の標高2080mといったとこにも棲息している。 バルカン半島のセリンは、ピリン山脈の標高2500m地点で、ギリシャのセリンは、アナトリア半島モミ林、レバノンスギを主に棲息している。


生態

開けた森林や耕作地、特に針葉樹のある林に好んで生息する。針葉樹や柑橘類の樹上に巣を作り、3個から5個の卵を産む。

体格

小さく短い尾を持ち、体長は11–12センチメートル程度である。体の上部は黒い縞のある灰色がかった緑色で、臀部は黄色い。胸は黄色、腹部は白く、ここにも多数の縞が入っている。オスは顔と胸がより明るい黄色であり、黄色の線が入った翼と側部が黄色の尾を持つ。 騒々しい声でさえずり、その鳴き声は地中海の国々で慣れ親しまれている。 小型のセリンは活発に動き、よく目にされる鳥である。


摂食

餌は主に植物の種子で、繁殖期には昆虫も捕食する。 メドウタンポポ、ハコベタデナズナヨモギシモツケ、コモンソレル、アザミシロザカモガヤカバノキハンノキニレヒマワリの種を食べる。 また、アブラムシを餌をすることもある。



「セリン (鳥)」の例文・使い方・用例・文例

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