シュタールヘルムとは? わかりやすく解説

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シュタールヘルム(鉄兜)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 22:14 UTC 版)

軍服 (ドイツ国防軍陸軍)」の記事における「シュタールヘルム(鉄兜)」の解説

ドイツ軍人を象徴する防具がこの鉄兜、シュタールヘルム(Stahlhelm)である。国防軍1935年6月25日にM35シュタールヘルムを制定したそれまで使われていた第一次世界大戦時のM16やM18よりも軽量化されてデザイン的に洗練された。もっとも西方電撃戦ぐらいまでの頃には一次大戦時のシュタールヘルムが依然として用いられていたという。 シュタールヘルムは国防軍SS警察で共通であり、貼り付けるデカールのみが異なった国防軍のシュタールヘルムのデカール右側ドイツ帝国以来の「黒白赤(シュヴァルツヴァイスロート)(ドイツ語版)」の国家色、左側には鷲章貼り付けられていたが、迷彩効果優先する為、国家デカール1940年3月21日鷲章1943年8月23日廃止命令出された。 1935年型は空気穴がヘルメット本体と別パーツになっているが、40年以降一体化されてプレス加工になった。また材質モリブデン鋼からマンガン・シリコン鋼に変更された。ついで1942年7月6日には更なる工程簡素化が行われ、これまでヘルメットの縁が中に折り曲げられていたのが、縁を少しだけ外側にそらすだけの1942年型が生産された。3つのシュタールヘルムの違いについては ここ が詳しい。 1942年以降にはカムフラージュ用の編み目状の紐やワイヤー支給され、シュタールヘルムに結び付ける兵士増えた。紐はそれ自体カモフラージュ用として支給されていた。一方ワイヤーはそれになどを指すために取り付けていた。これらが導入される以前パン袋ストラップをシュタールヘルムに取り付けそこになどを差し込んでいた。 また1942年から1943年にかけて陸軍はシュタールヘルム用の迷彩カバー採用し以降迷彩カバー付けたシュタールヘルムもみられるうになる陸軍のシュタールヘルムに貼り付けるデカール左側鷲章右側国家色のデカール付ける シュタールヘルムをかぶって宣誓式に臨む兵士たち1940年ポーゼン) シュタールヘルムをかぶる通信兵たち(1941年ポーランド1944年グロースドイッチュラント師団入営して、シュタールヘルムを支給される志願兵たち 紐を付けたシュタールヘルム(左)と迷彩カバーのシュタールヘルム(右)(2008年ワルシャワ蜂起再現イベント迷彩カバー付けたシュタールヘルムを被る兵士たち1942年ロシア) 奥のドイツ兵役二人は紐を結び付けたシュタールヘルム、手前ドイツ兵役ワイヤー葉っぱ取り付けたシュタールヘルムを付けている(2008年ワルシャワ蜂起再現イベント) 前から順にワイヤーパン袋ストラップ迷彩カバー付けたシュタールヘルム。そして最後に何も付けていないシュタールヘルム(2009年ワルシャワ蜂起再現イベント) シュタールヘルムの内装。革製のハンモック形状となっている。 [先頭へ戻る]

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シュタールヘルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 18:44 UTC 版)

軍服 (ドイツ国防軍海軍)」の記事における「シュタールヘルム」の解説

海軍のシュタールヘルムの鷲章デカールの色は金色になっている海軍のシュタールヘルムに貼りつけるデカール鷲章は左、国家色は右 シュタールヘルムを被る海軍兵士たち 海軍機関銃手

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