システム・世界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 22:41 UTC 版)
バーチャル大陸 元々はメディアタワーにおける仮想体験システムの一つであったが、バーチャル大陸がその情報量を増して一定の極限を突破したことにより、単なる仮想空間ではなく現実の世界にも影響を与える多次元宇宙の交差点となってしまった。 タイムホール バーチャル世界において利用される時空移動手段。タイムホールは空間にワープ用の穴を開け、その中に入ることでワープする。タイムホールを同じ場所に開ける場合には、タイムホール同士の干渉を避けるため約3時間以上の間隔をおく必要がある。大きさも様々なサイズがあり、個人用と思われるバーチャルステーションのタイムホールよりも恐竜人類の使用するものの方が大きい。バーチャルテーションのタイムホールは人間を包むようにして穴を開けるため即座に移動できるものの、走っている最中などでは対象の座標が固定されないため発生させられない。次作の『ジーンダイバー』ではメディアステーション側ではこの方法は用いられていない。 バリアシステム 恐竜人類がそれぞれの種族の先祖を保護するために使用しているタイムホール妨害装置で、これにより直接それぞれの先祖が狙われないようにしている。ただし、タイムホールの出力次第ではその妨害を超えてタイムホールを発生させられるようである。 恐竜狩り ギラグールによってバーチャル世界各地で行われた大規模な恐竜捕獲行為。主に恐竜の頭部を切断・回収する。物語前半では大量に捕獲し胴体のみを放置していたが、後半では後述の理由から、念入りな調査と監視の上で狩るようになる。後に宇宙の眼に必要な脳の採取が目的であったことが判明する。 宇宙の眼 ギラグールが作り上げようとした歴史を自在に操作できる巨大なバイオ・コンピュータ。「その世界の観測者が世界を見ることで、世界は形作られ決定される」という量子力学の不確定性理論に基づく人間原理宇宙論を利用して、バーチャル大陸の観測者たる恐竜の中から進化上で重要な個体の脳を集めてヴァーチャル大陸の絶対的観察者を作り上げた。前述の恐竜狩りの真の目的であり、目当ての恐竜の頭部を生きたまま切断し、生命活動を維持させた状態で機械に連結させる。進化上で重要な個体の脳である事が望ましいが、代用は可能であり、トリケラトプスの脳は代用である事が示唆されており、ティラノサウルスの脳は入手に失敗しているが、問題なく稼働していた。バーチャル大陸が多次元宇宙の交差点と化したことで、交わる全ての多次元宇宙の未来、即ち恐竜人類や哺乳人類の世界(現実世界)をも自由に改変できるシステムとなった。一度実行した命令はたとえ宇宙の眼が壊されても世界に影響を与え続ける。
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