システム‐リソース【system resource】
読み方:しすてむりそーす
Windows 95やWindows 98などの初期のWindowsシリーズにおいて、アプリケーションソフトや各種デバイスが利用する特殊なメモリー領域。
システムリソース
システムリソースとは、主にWindows 9x系のWindowsにおいて、OSが使用するメモリ領域のことである。
システムリソースには「KERNEL」「USER」「GDI」の3種類があり、それぞれ使用するデータのサイズが決まっている。このメモリ領域をすべて使用するとそれ以上ファイルやウィンドウが開けなくなる(システムリソースの不足)。
システムリソースは、Windows 95、Windows 98、Windows 98 SEなどにおいて呼ばれる呼称であり、Windows NT系では同種のメモリ領域がヒープ(デスクトップヒープ)と呼ばれていた。
システムリソース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/11 04:02 UTC 版)
システムリソース (system resource)
- 1 システムリソースとは
- 2 システムリソースの概要
システムリソース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/27 18:44 UTC 版)
「リソース (Windows)」の記事における「システムリソース」の解説
システムリソースとはWindowsおよびアプリケーションが使用するKERNELリソース、USERリソース、GDIリソースと呼ばれるメモリ領域のことである。アプリケーションを管理するのがKERNELリソース、ダイアログボックスやウインドウなどの情報を格納するのがUSERリソース、フォントやビットマップ、アイコンなどの情報を格納するのがGDIリソースである。一般に起動しているアプリケーションが多いと使用するシステムリソースも多くなる。システムリソースの残量として表示されるのはいずれかの少ない方の容量でリソース不足になるとウインドウを開くことが出来なくなったりフリーズなどの不具合が発生する。 システムリソースという用語は16ビットOSであるWindows 3.x系で初めて登場した。Windows 3.0ではUSERとGDIの2つのリソースがありそれぞれ64KBのサイズであった。このサイズは16ビットCPUの1つのセグメントの大きさでありパフォーマンス上の理由でこのサイズとなった。しばしば勘違いされるがシステムリソースはWindowsで導入されたものであり64KBの制限はパフォーマンスを考慮した設計上の理由であるためMS-DOSやその互換性による制限ではない。Windows 3.1では容量不足の問題を解決するためUSERが128KBに拡張され利用方法の工夫でより少ないシステムリソースを使用するように改善された。 32ビットOSであるWindows 9x系ではシステムリソースの32ビット化され、2つのUSERリソースと1つのGDIリソースがそれぞれ2MB、合計で6MBの容量となった。しかし32ビットのシステムリソースは32ビットWindowsアプリケーションでしか使えず、16ビットWindowsアプリケーションと一部のOSの機能は互換性の理由で容量の少ない16ビットのシステムリソースを使用するため、多くのメモリを搭載していたとしても依然としてリソース不足になることがことがあった。つまりWindows 9x系で問題となるリソース不足は16ビットのシステムリソース不足のことである。 Windows NT系のOSではシステムリソースは存在せず、同等の役目をするのはデスクトップヒープもしくはデスクトップアプリケーションヒープである。
※この「システムリソース」の解説は、「リソース (Windows)」の解説の一部です。
「システムリソース」を含む「リソース (Windows)」の記事については、「リソース (Windows)」の概要を参照ください。
- システムリソースのページへのリンク