サービスの利用方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 21:59 UTC 版)
「Women on Web」の記事における「サービスの利用方法」の解説
支援を受けたい者は、まず、インターネットでオンライン診察を記入する。日本語を含む22カ国語で記入可となっている。WoWに所属する医師が、オンライン診察内容を審査、禁忌や他の問題がない場合に薬は処方される。そして医師による処方せんに基づいて、中絶薬か避妊薬が国際郵便で配達される。 代表者のレベッカ・ゴンパーツはTIMEの2020年の最も影響力のある100人に選出された。コロナ禍において、妊娠中絶へのアクセスはより困難なものとなり、彼女の運営する団体Aid Accessは、米国全体で需要が急増し遠隔医療が増加した。安全な中絶は人権であるという理念を体現している。 この組織は、インドの薬剤師の助けを借りて、世界中の困っている女性にこれらの錠剤を出荷するのを支援している。組織が設立されて以来、20万人以上がWomen on Webに連絡し、ヘルプデスクには月に10,000通の電子メールが届いて支援した。しかし彼女は、そもそも女性が自国でタブーや恥ずかしがらずに医師の診察を受け、必要な薬を手に入れることができることが必要と考えている。Webでは、サービス利用者に国による経済格差を考慮した額で寄付を求め、日本で妊娠中絶薬を探している女性には90ユーロ(101ドル)が適用されている。 寄付はクレジットカードか銀行振り込みによるが、経済的にどうしても払えない場合、相談するよう掲載されている。寄付は全てウェブサイトや活動を維持するために使用されている。利用には特段年齢制限は設けられていないが、年齢を問わず服薬の際には信頼できる人が一緒にいるところでの利用が強く推奨されている。 彼女の研究では、団体がフォローアップを提供した265人の女性のうち16人(6.0%)情報は、薬を使用せず、残りの249のうち自宅で中絶をした女性、13.6%が外科手術を受けたと報告し、1.6%が継続的な妊娠していたと報告している。 Google Analyticsによると、毎月200万人がwomenonweb.orgにWomen on Webにアクセスしている。ほとんどの訪問者はブラジルからで、メキシコ、タイ、インドネシア、ポーランド、米国がそれに続く。しかしサウジアラビアやトルコなど一部の国では、ユーザーによるWebサイトへのアクセスがブロックされている。 2022年ウクライナのロシアの侵略が始まって以来、ウクライナ難民はポーランドに流入しているが、性暴行にあうケースも存在している。ポーランドでは中絶することがほとんど不可能なため団体はポーランドにおける支援にさらに力を入れている。
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